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第1回 なぜ「しつもん」はビジネスによく効くのか?

管理職に絶対欠かせない「しつもん力」を磨く

2012年6月5日(火)

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 私の職業は質問家です。人と会って、その人に質問をすることが、私の仕事です。よく、「質問家というのは、経営コンサルタントみたいなものですか」と聞かれます。確かに似ているところもあるのですが、決定的な違いがあります。それは、私からは「何も教えない」ということです。私は単に質問するだけ。

 質問の本質は「気づき」を得ることにほかなりません。
「人にものを教えることはできない。自ら気づく手助けができるだけだ」
 これはガリレオ・ガリレイの言葉です。
 人を育てるのがうまい人には、
「教えない」
「質問して、本人に答えを考えさせる」
という共通点があります。

 経営の神様と呼ばれる松下幸之助は、「君、どない思うんや?」という質問が口癖だったそうです。社員を捕まえてはこの質問を投げかけ、「自分で考える癖」を社員に習慣づけていきました。社長や上司から何かを聞かれれば、部下は「頼られているな」と感じてモチベーションが上がり、役に立つ答えを返そうと勉強し始めます。毎日質問を続けていると、こうした「プラスのサイクル」が回り出して、人材が育っていくのです。

答えは時代によって変わるが、質問は変わらない

 山の頂上を目指すとき、登り方は何通りもあるはずです。その人の持っている能力、価値観、キャラクターに合わせて、10人いれば10通りの登り方があります。

 質問の素晴らしいところは、問いは1つでも、答えは無限にあること。だから、悩んでいる人に最も合った解決方法が見つかるのです。

 さらに、同じ質問であっても、時代や環境が変われば、答えも変わってきます。コンサルタントの答えはその時点では正解だったとしても、時代が変わり、ビジネスを取り巻く環境が変われば、不正解になる可能性が高くなります。

 でも、答えはさまざまな要因によって変わっても、質問の内容は変わりません。ここに、「しつもん仕事術」の特長があります。

 自分の成長度合い、環境や時代などが変化しても、同じ質問から、その状況に最適な答えを引き出すことができるわけです。

管理職が身に付けるべき6つのマインド

 どんなシチュエーションで、どの質問を使ったらいいのかを解説する前に、質問の効果を何倍にもアップさせるための心得を紹介します。

 質問はコミュニケーションをスムーズにするためのとても強力なツールです。でも、あくまでもツールにすぎません。そのため、使う人の心の状態やコミュニケーションを取る相手に対するスタンス次第で、効果が変わってきます。つまり、質問の効果をより高めるには、正しいスタンス、マインドを保っていることがポイントになります。
 質問者に身に付けてほしいマインドは次の6つです。

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「質問家 松田充弘の「しつもん仕事術」入門」のバックナンバー

一覧

「第1回 なぜ「しつもん」はビジネスによく効くのか?」の著者

松田 充弘

松田 充弘(まつだ・みひろ)

質問家

しつもん経営研究所代表、一般財団法人しつもん財団代表理事、「魔法の質問」主宰、日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー。カウンセリング・コーチングの理論をベースに、自分自身と人に日々問いかけるプロセスを集約、独自メソッド「魔法の質問」を開発。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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