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第3回 「ほめ下手」の上司によく効く「しつもん」

『今、何がうまくいっている?』

2012年6月11日(月)

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 今回紹介するのは、部下のモチベーションに火をつけるための「しつもん」です。
 上司は部下の「マイナス面」にばかり目が行きがちです。なぜなら、失敗を追及したり、欠点を指摘したりする方が、長所を伸ばしたり、未来に向けた育成方法を考えたりするよりも簡単で、部下を指導した気分にも浸れるからです。
 もちろん、それでは部下は育ちません。
 ピーター・ドラッカーは、「何事かを成し遂げられるのは、強みによってである」「人の強みよりも弱みに目の行く者をマネジメントの地位に就けてはならない」と述べています。短所を克服させようとするより、長所を伸ばす方が、モチベーションは飛躍的に上がり、組織の成果も確実にアップします。
 ところが、部下をほめたいけれど、何をどうやってほめたらいいかわからない、という声をよく耳にします。部下はしかるよりもほめた方が伸びると気づき始めているのに、肝心の実践のところでつまずいているようです。

「ほめる」のは難しくない

 上司の方々が困っているのは、ほめる材料が見つからないということ。でも、質問を使えば簡単に部下をほめる材料が探せます。
 何をほめたらいいのかわからないときは、

「今、何がうまくいっている?」

という質問をして、本人から「ほめる材料」を聞き出しましょう。
 ドラッカーの指摘の通り、上司が着目すべきは部下の長所です。長所を見つけるために、部下に対して「今、何がうまくいっている?」と声をかけて、答えが返ってきたら「よくやっているね」「いいね」「すごいね」と応じます。ほめることが苦手な管理職の方は、部下に対してこの質問を意識してたくさん使ってください。
 「今、何がうまくいっている?」という質問に、「特にありません」と答えが帰ってくる場合もあります。その場合には、「小さなことでも構わないよ」と言って、もう一度答えを考えてもらいます。それでも「うーん、思い浮かばないですね」と答える人には、「そうなんだ。いいことがあるといいね」と言って、いったん話を切ります。
 「うまくいっていること」がなかなか思い浮かばない人は、自分自身に対する評価が低い可能性があり、普段からケアしてあげる必要があります。目立たないことであっても、本人が頑張っているポイントを見つけて、「○○してくれてありがとう。みんな助かっているよ」と言ってねぎらってあげてください。「いつも机の上がキレイだね」「よく気がつくね」など、ほめる対象は何でも構わないのです。

「認める」から「ほめる」へステップアップ

 人をほめるのが苦手と感じている人は、まず相手を「認める」ことから始めましょう。部下が書類をつくり、提出しに来た、という場面を想像してみてください。
 ここで3通りの声のかけ方を考えてみましょう。

「質問家 松田充弘の「しつもん仕事術」入門」のバックナンバー

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「第3回 「ほめ下手」の上司によく効く「しつもん」」の著者

松田 充弘

松田 充弘(まつだ・みひろ)

質問家

しつもん経営研究所代表、一般財団法人しつもん財団代表理事、「魔法の質問」主宰、日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー。カウンセリング・コーチングの理論をベースに、自分自身と人に日々問いかけるプロセスを集約、独自メソッド「魔法の質問」を開発。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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