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「聴く」ことができる管理職に変身する

企業向け「リスナー研修」密着取材

  • 太田 由紀子

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2012年6月14日(木)

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 職場のコミュニケーションで、大切なのは「傾聴(リスニング)」だと言われる。今回は傾聴を体得するために日本産業カウンセラー協会東京支部が提供している体験学習型「リスナー研修」を紹介しよう。

 この研修プログラムは、17年前から企業の管理職向け研修に採用されている。全国で1万人以上の受講実績を持つ。メンタルヘルス・カウンセリングやキャリア・コンサルティング、コーチングの基本になる。この研修の講師、産業カウンセラーYさんとTさんに密着取材した。

 早朝、YさんとTさんは、ドリンク剤を一気に飲みほしてから会場に入った。プログラムは9時30分に始まるオリエンテーションから、18時前に終わる全体まとめまで1日がかりだ。体力を消耗する研修なので、始まる前の栄養補給は欠かせない。昨晩は睡眠を十分とったそうだ。タイムスケジュールや受講者をフォローするスタッフの役割分担、各自の心構えなどを確認し合い、会場のセッティングを終えて、受講者を待った。

 会場に入った受講生の表情からは、スタッフの多さに面食らっている様子がうかがえる。この研修は受講者数人ずつに1人のスタッフが付くワークショップ形式の体験学習のため、スタッフが多い。

 オリエンテーションが終わり、まずは全員で準備体操をした。筋弛緩法の呼吸法などを取り入れ、緊張を緩める。

 続いて、コミュニケーションの準備体操ともいえる自己紹介。周囲にいる人に声をかけ、1分間で何人に自己紹介ができるのかを競う。最初は1~2人だった人も、2回目には3~4人に増えた。多い人は7人に自己紹介した人もいたようだ。受講者にやわらいだ空気が流れる。そして、セッションが始まった。

セッション1:グループ対話

 各自が椅子を持ち、5人一組で輪になり着席した。初対面の5人が顔を見合わせる。A、B、C、D、Eで順番を決めた後、Yさんが1つ目の課題を伝える。

課題(1)「私の健康法」を5つ選び、それぞれ一言して、AからEの順番で伝えてください。そして聴いた人は、言葉を変えずに、そのまま返してあげてください。

Aさん「私の健康法は走ることです」
Bさん「Aさんの健康法は走ることなんですね」
Aさん「私の健康法は絵を描くことです」
Bさん「Aさんの健康法は絵を描くことなんですね」

 意見や感想は言わない。言われた言葉をそのまま返す。この単純なやり取りを終了後、グループにファシリテーターとしてついていたスタッフが感想を聞いた。

「気持ちが良かった」
「丁寧に返してもらえると、ちゃんと聴いてもらえた気がした」
「受け入れられ、大切にされている気がした」

 みな満足そうだ。

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