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第6回 仕事運を強く引き寄せる「しつもん」

『あなたがおすそわけできることは何ですか?』

2012年6月21日(木)

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 実家からリンゴが1箱送られてきたので、近所に配って回る。都心部では、こうした「おすそわけ」をする人が少なくなってきているかもしれません。しかし、このおすそわけの精神は、仕事でも大いに役立ちます。この場合、おすそわけするのは「モノ」ではなく、あなたの「能力」です。

 能力のおすそわけというと、能力が群を抜いたレベルにないといけないと思うかもしれませんが、そうではありません。あなたがパソコンの操作に詳しくて、ソフトの設定に悩んでいる同僚や上司にやり方を教えてあげるのも、おすそわけです。つまり、プロのレベルには全然達していないけれど、初心者に比べれば能力が高いと思えるようなことがあれば、それがあなたの強みであり、おすそわけの対象になり得る能力なのです。
 ここで質問です。あなたがおすそわけできることが明確になるかもしれません。

Q「最近、どんなことで人から感謝されましたか?」

 自分では「たいしたことじゃない」と思っていることでも、人にやってあげて非常に喜ばれることがあります。誰かに喜ばれたことを別の人にも行ってみてください。
 この「しつもん」に対する回答の実例を一つ紹介しましょう。
 「取引先の課長が、上司から顧客向けセミナーの仕切りを任されたのだが、初めての経験のようで困っていた。私は過去に何回かセミナーを仕切った経験があり、課長の準備を手伝ったところ、ものすごく感謝された」(コンサルティング会社勤務)
 この方と顧客の信頼関係は、セミナーの準備を手伝ったことを通じて、さらに揺るぎないものとなったはずです。

見返りを求めないから、いい話がやって来る

 おすそわけは、何かを与えるけれど見返りを求めません。こうした無償のやり取りが、人間関係を円滑にして、結果的にビジネスを成功に導くのです。
 例えば、ブログをやっている人が、「とてもためになるブログなので、私のブログからリンクさせてもらってもいいですか?」と言うのと、「自分もリンクするのであなたもリンクしてください」と言うのでは、相手に与える印象がかなり違ってきます。

昔ながらのおすそわけでは、「リンゴをあげるから、代わりに何かください」とは言いませんよね。ギブ・アンド・テイクを強調しすぎると、せっかく与えているのに強欲な印象を相手に持たれかねません。

 おすそわけの精神にあふれている人のもとには、いい話が集まってきます。それは、おすそわけをもらった人が、「機会があったら、いつか何かをお返ししたいな」と無意識に感じているからです。結果的にはギブ・アンド・テイクと似ているかもしれませんが、そこには大きな違いがあります。それは、「お返し」が自発的に行われる点です。

 ギブ・アンド・テイクだと「お返し」が義務的になり、「これくらい返しておけばいいだろう」といったドライな関係になりがちです。おすそわけの場合、「お返し」は自発的で、「この人のために何か役に立てることはないか」と発想するようになります。

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「質問家 松田充弘の「しつもん仕事術」入門」のバックナンバー

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「第6回 仕事運を強く引き寄せる「しつもん」」の著者

松田 充弘

松田 充弘(まつだ・みひろ)

質問家

しつもん経営研究所代表、一般財団法人しつもん財団代表理事、「魔法の質問」主宰、日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー。カウンセリング・コーチングの理論をベースに、自分自身と人に日々問いかけるプロセスを集約、独自メソッド「魔法の質問」を開発。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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