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「進化した」オバマ大統領、同性婚支持の意味

政治的思惑と個人的信念の狭間で

  • 土方 奈美

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2012年6月19日(火)

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 2012年5月9日、バラク・オバマ大統領が現職大統領として初めて同性婚(gay marriage, same-sex marriage)を支持すると表明したことで、米国では同性婚問題への関心が一気に高まっている。

 メディアは大統領の発言をhistoric embrace of gay marriage(歴史的な同性婚容認)などと報じていた。英語ネイティブに尋ねるとembraceは「抱擁」を意味する言葉でもあり、同じ「承認・容認」を意味するacceptanceと比べてかなり積極的な支持を感じさせるようだ。通訳者の友人は「embraceは何かを情熱を持って支持するのに対し、acceptanceは仕方ないから認める、といったニュアンス」と説明した。

 実際、オバマ大統領はABCニュースとのインタビューで、どのような言葉を使って同性婚支持を表明したのだろうか。カギとなるセリフをいくつか拾ってみよう。

 “I've been going through an evolution on this issue. I've always been adamant that gay and lesbian Americans should be treated fairly and equally.”
(この問題に関して私(の認識)は少しずつ“進化”を遂げてきました。常にゲイやレズビアンの米国民を公正かつ平等に扱うべきだという確固たる信念を持っていました。)

ようやく「支持を表明するステージ」に達する

 evolutionはもちろん「進化」を意味する言葉で、翻訳者のジョナサンは「書き言葉ではやや不自然だが、話し言葉ならあり」と解説する。「進化」に加え、革命や劇的な変化を指すrevolutionに対して徐々に進む緩やかな変化を指すこともある。通訳者の友人は「長い時間をかけてゆっくり考え抜いた、というイメージがする」と語った。

 要するに「自分はこれまでも同性愛者の公平・公正な扱いを支持する側にはあったが、それでも同性婚支持を公式表明できる段階に到達するには、時間がかかった」と言っているわけだ。さらに大統領はこう語っている。

 “At a certain point I've just concluded that, for me personally, it is important for me to go ahead and affirm that I think same-sex couples should be able to get married.”(ある時、あと一歩踏み込み、同性婚カップルの結婚を認めるべきとの個人的な思いを公言するのが、私自身にとっても重要、との結論に達しました)。

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