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「怒るマネジメント」でついてくる部下はいない

怒って済ませるのは、自分の甘さの表れ

  • 嶋津 良智

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2012年6月29日(金)

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 近年、突然怒り出す「普通の人」が増えています。駅や空港などの公共の場で、ささいなことでキレてしまい、駅員や職員に暴言を吐いたり、詰め寄ったりしている人を見かけたことのある人も多いのではないでしょうか。時には暴力をふるってしまい、警察沙汰になるケースも見られます。

 実際に、私鉄やJRがまとめた調査では、駅員などへの暴力件数は増加傾向にあり、過去5年ほどの間に3割ほど増えたと言います。また、警視庁の統計では、暴行の検挙人員及びその人口比は、10代は減少・低下傾向にあるものの、20代以上の増加・上昇傾向が著しく、特に高齢になるほど高まる傾向が見られます(平成20年版「犯罪白書」)。

嶋津良智さん

 暴力が良くないことであるのは周知の事実です。私は暴力には「力の暴力」「言葉の暴力」「感情の暴力」の3つがあると考えています。「怒る」というのは、感情の暴力に当たります。

 ここで1つ断っておきたいのは、「怒る」ということ自体は、決して悪いことではありません。上司であれば、時には部下を怒らなければいけない場面もあるでしょう。問題は、「怒り」という感情の表出のさせ方です。自分が頭に来たことを、そのまま相手にぶつけてしまえば、感情の暴力になってしまいます。

 では、どうしたら怒りという感情の暴力をふるわずに、部下をマネジメントできるのか。この連載では3回にわたって、「怒らないマネジメント術」をお話ししていきたいと思います。まず今回は、「怒る」ということについて考えてみましょう。

怒って済ませようとするのは甘さの表れ

 私自身、もともとは短気な性格で、以前は終始イライラし、怒ることも多々ありました。管理職になったばかりの頃は、部下に対して「恐怖」「脅迫」「ドツキ」による“KKDマネジメント”をしていたものです。部下の営業成績を上げようと、毎日険しい表情で部内を見回し、何かあれば「バカやろう! やる気はあるのか!」と怒鳴りつけ、ホワイトボート用のマーカーを投げつけたり、ゴミ箱を蹴り飛ばしたりもしていました。まさに感情の暴力をふるっていたわけです。
 
 かつての私のように、怒りによって部下をマネジメントしようとする人は多いかもしれません。しかし、怒りによるマネジメントでは、たとえ成果があったとしても、それは一時的なものでしょう。私の場合、自分の部署の成績を全国1位にすることはできましたが、その後も継続させることはできませんでした。

 怒りという表現で何かを訴えようとしても、相手には伝わりにくいものです。「怒っている」という事実だけが強烈なインパクトとなり、その背景にある「真意」が分かりづらくなってしまうのです。私の場合も、部下の目標を達成させてあげたいという思いから、怒りを表現して鼓舞しようとしたわけですが、その意図が伝わることはなく、部下は萎縮するばかりでした。

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