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「アイツは人の話を聞いていない!」と部下に怒る前に考えること

目的を見失わずに「確実に伝えるコミュニケーション」を

  • 嶋津 良智

バックナンバー

2012年7月6日(金)

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 前回は、「怒り」という「感情の暴力」がもたらすデメリット、怒りの原因などについてお話ししました。人は誰でも心の中に、自分の「枠」を持っています。この枠は、「価値観」「自分にとっての常識」「固定観念」「想定」「期待」などとも言えるもので、他人の言葉や態度などが心に飛び込んで来た時に、それが枠の中に収まり切らないと、イライラや怒りにつながります。

 上司が部下にイライラや怒りを感じる時は、「きっとこういう反応をしてくれるだろう」「結果を出してくれるだろう」という、想定や期待といった心の枠を、無意識のうちに設定している場合が多いものです。部下をマネジメントするうえで、期待することは大切ですし、時には怒ることも必要です。ただ、期待した通りにならなかったからといって、怒りという感情の暴力をふるのは身勝手というものです。そこで今回は、部下とのコミュニケーションのうえで大切なこと、感情の暴力にならない怒りの伝え方についてお話しします。

「伝わらない」前提で、「伝わる」ように話す

 「あいつは人の話を聞いているのか?」「こいつは俺の言ったことを何も分かっていないな」――部下に対して、こんなふうに感じてイライラするのは、よくあることだと思います。かつての私もそうでした。なぜそう感じてしまうかというと、自分の話したことを「分かっているだろう」という、心の枠が設定されているからです。

 部下の言動がこの枠に収まり切らないために、イライラしてしまうのです。「分かっているだろう」という心の枠は、自分の価値観や常識、想定などから設定されている小さな枠で、いわば「勝手な期待」です。

 私はこの「分かっているだろう」という枠を、「分かっていないだろう」という枠にしてみることで、部下とのコミュニケーションがうまくいくようになりました。「分かっていないだろう」という前提に立てば、自分の価値観や常識、想定を越えた様々な反応が考えられるため、心の枠が大きく広がります。そのため、自分の伝えたことを相手がどう受け取るか、といったことにも注意が向くようになります。

 私の場合は、自分が話し終えた後に、部下が「分かりました」と答えたら、本当に自分の言った通りに理解したかどうか、復唱させるようにしました。部下自身の言葉で説明させると、何が分かっていて、何が伝わっていないかが把握できます。

 そこでもう1度、伝わっていなかったことを話し、部下にも再度、復唱してもらいます。このやりとりを、自分の伝えたい通りに部下が理解するまで繰り返すのです。

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