• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

外国語をキレイに発音するキーは舌にある!

「この番組はご覧のスポンサーの提供で…」を何度もリピート

  • モナハン・ディラン

バックナンバー

2012年7月26日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

ワタシーのニーホーンゴー理解できる?

 「勉強」って「つらいことを勉める」という意味だと聞いたことがあります。確かに、単語や漢字を覚えたり、何を言っているのか分からないセンテンスを何度も聴く練習などはつらいことです。なので、言葉を勉強する過程で最も難しいこと、つまり「発音」は後回しでよいと思っていました。相手が僕の言うことを理解できるならば、流ちょうな発音でなくても、それで十分と思っていました。

 しかし、正確に発音できないために、私の話が理解されないことが相次ぎました。例えば、こんな具合です。ある時、「あしたナゴヤに行く」と友人に行ったら、彼は「どこ?」と不思議そうな表情をしていました。
 「ナゴヤ」
 「どこ?」
 「ナゴヤ」
 「どこ?」
 と、何度もやりとりした後、友人はやっと聞き取り、「あっ!名古屋ですね!」。まるでパズルが解けた時のように、うれしそうにニコリとしました。

 私が、「ナゴヤ」の真ん中にある「ゴ」に強いアクセントを置いて発音していたため、先頭の「ナ」の音が弱まり、「ヤ」としか聞こえなかったらしいのです。

 アメリカ人の私は、無意識のうちにアクセントを付ける、または母音を伸ばすくせがあります。やがて、このことに気がつきました。そして、仕方なく、発音はどうやって「勉強」すればよいのかを考え始めました。子供は母国語の発音を自然と身につけるのに、大人は真似できないの? 聞き取れない単語の発音は真似できないの?

子供は母国語の音をどうやって覚える?

 大人と子供の脳の違いあるか?

 調べた結果、赤ちゃんと大人の神経細胞の数はほとんど同じでした。一方、神経細胞をつなぐ「シナプス」の数は、3才の子供の方が大人の2倍以上あるそうです。シナプスを車が走る道路に例えると、子供の方がたくさんの道があるわけです。子供は新しい音を聞くたびに、新しい「道」をつくります。ただし、たくさんあるけど、そのほとんどは、ごちゃごちゃした街の細い道。そして14才ぐらいまでに、いらない「道」を消してしまう。シナプス数が大幅に減少し、新しい音を聞き分ける力もなくなってしまうわけです。その分、日ごろ頻繁に使う大事な「道」を、広く「高速道路」みたいに強化するわけです。

 大人でも新しいシナプスは作れるようです。ただし、それが役に立つようになるまで1000時間の勉強が必要。毎日1時間ずつ、休むことなく勉強して、約2年半かかる計算です。高速道路みたいなシナプスを作るのには1万時間ぐらいかかります。同じように1日1時間で計算すると25年以上かかる計算です。

 つまり、大人の脳でもシナプスを増やせる可能性はあります。ただ、膨大な時間がかかるわけです。

コメント1件コメント/レビュー

★好奇心を単なる興味で終わらせない探究心と向上心に関心しました。言語習得に限らず大切なことですね。★言語特有の舌の使い方ってネイティブは意識しないからなるほどと、思いました。(2012/07/26)

「米軍飛行士の「体当たり」式外国語習得法」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

★好奇心を単なる興味で終わらせない探究心と向上心に関心しました。言語習得に限らず大切なことですね。★言語特有の舌の使い方ってネイティブは意識しないからなるほどと、思いました。(2012/07/26)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授