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ビジネスパーソンよ、もっと怒ろう

「正しく怒る」ことは損ではない

2012年8月3日(金)

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 初めまして。話し方研究所の福田健と申します。話が苦手、照れ屋、自意識過剰…。そんな私が話し方の講師になって40年。今でも苦手、自意識過剰は変わらず。いえ、いまだにそうだからこそ、40年も講師を続けられたのかもしれません。

 「怒る」のはよくないこと――。そう思い込んでいないでしょうか。

 職場では、「すぐ怒るのは人間として未熟な証拠」とされ、「怒らない技術」がもてはやされています。確かに、「怒り」は強いエネルギーを伴う、取り扱い注意の「危険物」ではあります。とはいえ、怒りを封じ込めれば、職場から活力が失われ、半面、ストレスを抱え込む人が増えてきます。

 怒りは成長のエネルギーであり、怒る力が職場を変えていくことに気づくべきです。むやみに禁ずるのでなく、扱いに注意し、怒りの表し方に知恵を絞って、怒る時には怒ること。そうすることで相手との間に、表面的やさしさでは得られない、深い交わりも生まれます。

 実は、そういう私自身も「近頃は丸くなった」などと言われ、怒ることを忘れ、怖れている自分に疑問を持ち始めました。そこで、「怒る技術について、ぜひ書いてみたい」と決心した次第です。

「怒り」の周囲は誤解の山

 日常、だれもが口にするお馴染みの言葉。

「腹が立つ」
「ムカつく」
「頭にくる」
「イライラする」
「カチンとくる」
「許せない」

 ところが口にすると言っても、大抵は独り言だったり、パソコンの画面に向かって「頭にくる!」などと当たり散らしたりする程度。言うべき相手に、はっきりと、語気強く発して「怒る人」となるとどうだろう。ごくわずかではなかろうか。

 腹の立つことは増すばかり。だけど、怒りたいのに怒れない。なぜかと言えば、怒りは「よくないこと」「危険であること」と思われているからだ。でも、違う。怒りは「よいこと」であって、怒り方次第で、危険どころか現状を変えるエネルギーになる。

 誤解であるにもかかわらず、怒ることに対する「みっともない」「未熟者」「人騒がせなやつ」などのレッテルは強い影響力があって、人が怒る時のブレーキ役を果たしている。

 これは困る。だって、怒らなければ何も変わらないし、悪化することさえあるではないか。こう言うと、「怒ってキレる人ほど迷惑なやつはいない」と思われるかもしれない。だが、そうではない。「怒らないから、怒りが溜まって暴発する」のだ。怒るっていうのは、実に人間的なコミュニケーションだと思わないだろうか。

 「怒りを見せる人は、怒らずに無表情の人より、ずっと魅力的だ」

 こう言った人がいて、とても同感した。怒った方がいいし、怒るべきだとさえ、言いたい。まず、怒りをコミュニケーションとしてとらえることからスタートしよう。

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