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第9回 世界で起きている「3つの変化」に迫る

Open Talent Economy Working-Learning-Playing Continuous Change Management

2013年1月15日(火)

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 しばらくコラムをお休みしていたが、前回までのお話は「起承転結」で言えば、「起・承」だった。今回は「転」で転がしてみたい。というのも、昨年11月は仕事と休暇を兼ねてほとんど海外で過ごし(シンガポール、カイロ、北京)、久しぶりにペースを変えて節目的な思考を試みたので、そのささやかな成果を皆さんにご紹介したい。

 さて、このコラムではグローバル人材になるために有効そうなハウツー(How To)の話をしてきた。今回は、その話の前提においてある種の変化が起きていることについてお話しする。

 前提の変化とは、世界の潮目の変化のようなものであり、そこがよく見えてきて体感できるようになれば、そういう前提条件の中で使うハウツーにも貴重なガイドとなるだろう。私もまだ手探り状態だが、この前提条件の変化とその変化がハウツーに及ぼす影響について書いてみたい。

 変化は3つの言葉で象徴される。「Open Talent Economy(人材開放型経済)」、「Working-Learning-Playing(仕事即学習即遊び)」、「Continuous Change Management(常時変革)」の3つだ。

 3にこだわる私は、既にこの3つの変化に3文字のニックネームをつけた。OTE(人開経)、WLP(仕学遊)、CCM(常変管)。1つずつ説明しよう。

人材がある場所に囲い込まれずに、オープンに動く経済

 第1の変化を表す言葉はOpen Talent Economy(人材開放型経済=OTE, 人開経)だ。これは、米デロイトのヒューマンキャピタルグループが提唱しているもので、その意味合いは、人材がある場所に囲い込まれずに、オープンに動く経済だ。そういう経済における企業の在り方を考えていこうというものである。

 類義語として、Mobile Talent EconomyやNetworked Talent Economyという言葉も出されている。グローバル化と情報化が掛け合わさった今の世界に特徴的な状況をタレントの目線でとらえたものとも言えよう。

 まずは、企業の中で自分が所属する部門に囲い込まれずに、他の部門とも壁をなくして協力しながら働く(協働)。さらには、企業の外の人材(タレント)とも協働する。

 企業の外には、国の外も含まれる。個人ばかりでなく、企業同士の関係(組織レベルの関係)でも、タレントを介してオープンな関係になる。そこでは既存の情報システムに加えてソーシャルメディアも取り込まれる。さらに、人間だけなく、様々な情報分析を行う情報プログラムや3Dマニュファクチャリングのようなシステムも、人間と同様にこのオープンな環境に入ってくる。

 つまり、マネジメントの対象がいわゆる個人だけでなく、もっと広がるという意味まで含まれている。様々な人、様々な組織、様々な情報プログラムが、すべて実在するモノ(Entity)として企業活動に参加し、価値を生み出していく。人間に限らない、実在するモノをどう扱うか。それがこれからの課題だろう。人間も人間関係だけでなく、情報プログラムとどう付き合うかが極めて重要になってきた。

 加えて、人間にとって、自分が所属する部門だけでなく、会社内の様々な部門(実在するモノ)とどう密接に連携していくか、社外や買収相手、提携相手の組織とどう関係するか。こうしたことが、Open Talent Economyでは中心的なテーマになる。その意味ではHuman ResourcesやTalentを超えたEntity Managementという考えになっていくだろう。

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「第9回 世界で起きている「3つの変化」に迫る」の著者

キャメル山本

キャメル山本(きゃめる・やまもと)

デロイト ディレクター

外交官を経て、経営コンサルタントとして組織・人材のグローバル化を支援。BBT大学でリーダーシップを講義。2013年からグローバル人材育成の為のプログラムを開発・提供。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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