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ビッグデータは官能の追求へと向かう

今さら? いえ今だから「読解・ビッグデータ」

2013年1月28日(月)

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 IT(情報技術)を使いこなすオトナの所作とはどのようなものだろうか。

 IT業界の変化は激しく、トレンドを追い続けるのは大変だ。それでも知っていないと格好が悪い。「イケてるITユーザー」になるには、ITのトレンドに浮かれず、踊らされず、そして本質を突くのだ。ちょっとビターな上司と、おっちょこちょいだがどこか憎めない若手社員の2人が織りなす悪戦苦闘の物語を通じて、ITを使いこなすカッコイイ大人になるために必要な「作法」を提示しよう。

ビッグデータに対する誤解

倉 有人(くら・ゆうと)26歳。独身男性。丸の内勤務の若手会社員で新しいIT機器やITサービスに興味を強く持っている。おっちょこちょいであるが、どこか憎めない存在
(イラスト:山口マナビ 以下同)

君:スマさん、そう言えば最近、ビッグデータってどうなんでしょう? どうせバズワードなんじゃないかと踏んでたんですけど。

スマさん:どうしたの突然。って、いつも倉君は突然か。ビッグデータは今なお盛り上がっていると思うよ? Googleトレンドで、どれくらい「Big Data」っていう単語が検索されているか、見てみるとこんな感じ。

君:日本語で「ビッグデータ」を検索している回数はあんまり増えてないですね。むしろ減っていますか、日本語だけ見てみると…。ビッグデータというキーワードがGoogleで検索されるようになったのが2008年7月ごろで、特に盛り上がっているのは2011年末から現在にかけてですね。でも、最近、ものすごく盛り上がっているって感じではないですね。日本だけなのかな?

須磨 保(すま・たもつ)38歳。既婚男性、一男一女の父。丸の内勤務の中堅会社員。ICT業界の知識を有しているだけではなく、間違いのない判断ができることから、相談する人が後を絶たない。人は彼のことを「ITオヤジ」と呼ぶ

スマさん:ビッグデータへの取り組みが早かった米国を見ても、今なお検索数は伸び続けているし、特に最近だと、インド、韓国、シンガポールからの検索数が非常に増えているようだね。ビッグデータ活用に停滞感のある日本、大きな可能性を今なお見いだしている海外、というようにも見えるね。

君:そもそもビッグデータって、BI(ビジネスインテリジェンス)とかデータマイニングと、何が違うんですか?データ解析して、利用するシステムってこれまでにもありましたよね?

スマさん:経営に活用したいっていうところは本質的に同じなんだけど、BIは見た目のよいリポーティングツール、データマイニングは特定データの深い分析、って解釈されることが多いんじゃないかな。

 だから、「また新しいツール? いや、でも今あるシステムをまだ使いこなせていないから…」とか、「役には立っているけど、明確なROI(投下資本利益率)が測りにくいツール。ビッグデータも同様では?」という考えを持っている人が日本では少なくない。たくさん試してきた人たちだからね。

Googleでのビッグデータ(日本語)/Big Data(英語)の検索数推移
出所:Googleトレンド
Googleでのビッグデータ(日本語)の検索数推移
出所:Googleトレンド

君:コストも気になるポイントですよ。ビッグだって言われちゃうと。

スマさん:いやいや、データサイズが大きいからビッグデータっていうわけじゃないよ。データ解析で知りたいことを追求していった結果、データサイズが大きくなっていることが多いっていうだけで…。

君:えっ? 一緒じゃないんですか。

スマさん:野村総合研究所コンサルティング事業本部ICT・メディア産業コンサルティング部主任コンサルタントの鈴木良介氏の定義によると、ビッグデータとは「事業に役立つ知見を導出するための『高解像』『高頻度生成』『多様』なデータ」なのさ。結果、“ビッグ”になっていることが少なくないけどね(笑)。

君:やっぱり! 結局、データセンターを利用させたいとか、新しいシステムを導入させたいだけなんじゃないですか。まぁ、多くの会社さんが、「ウチにはそんな巨大なデータなんてないしなぁ」って思ってますけどね。

スマさん:なるほど。ビッグデータに対する根深い疑念があるみたいだね(笑)。まぁ、コーヒーでも飲みながら、続きの話をしようか…。

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「ビッグデータは官能の追求へと向かう」の著者

高田 広太郎

高田 広太郎(たかだ・こうたろう)

Diixi Pte. Ltd. 執行役員

前職は野村総合研究所。電機、情報・通信産業の顧客を対象に、事業のグローバル展開や新規事業を生み出す支援のプロフェッショナル。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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