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怒ってくれる人がいるって、幸せなこと

感情を伝える際のコツを座談会で学ぶ:前編

2013年3月6日(水)

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 「怒る技術」の連載の最後は著者の福田健・話し方研究所会長を囲んでの座談会を2回にわたって掲載する。

 参加するのは福田氏のほか、福田氏の講座を受講した経験があり、現在保険会社で人事を担当している井上知亜紀さん、福田氏と仕事上つながりを持つ、IT(情報技術)関連企業社長の粂田智次氏だ。

 これまで連載してきた中で、読者の反響として特に大きかったのが「怒る」と「叱る」の違いだった。一般的に、叱るというのは人を育てるために必要な行為だけれども、怒るというのはビジネスパーソンとしてやってはいけないことだと捉えている人が多かった。座談会はこの話題から始まった。

改めて、怒ると叱るとの違いは何でしょうか。また福田先生が今回、叱るではなく、「怒る」ということに焦点を当てた理由について、もう一度お話しいただけますか。

福田:今のお話にもあったように、叱ると怒るが混同されています。特に、叱る側からすると、部下を叱るとか、子供を叱って育てるとか、そういう時に怒るというのは好ましくない、と。単に感情をぶつけているだけで、かえって部下やその相手をダメにする。叱るというのは育てることだから怒っちゃいけないんだという、そういうニュアンスが強いのですね。

 さらに世間一般的には、「怒るものじゃない」とか、「職場の空気はできるだけ仲良く、和を保て」とか、いい関係を作る観点からすると雰囲気を乱すものだと思われている。特に今、コンピューターに向かってみんなシーンと仕事をしている時に、誰かが怒ってわめいたりすると、何かそこだけポッと浮き上がっちゃうでしょう。だからできるだけ怒らない方がいいというような意識がみんなの中にインプットされてしまった。

連載を執筆した話し方研究所の福田健会長(右)と保険会社で人事を担当する井上知亜紀さん(中央)、IT企業社長の粂田智次氏(左)。(撮影:清水 明貴、以下同)

 ところが人間は、やっぱり怒るというのは自然の感情だし、怒りの感情は誰にでもあると思うんですよね。「怒らない技術」なんてのはたくさんあるけれども、僕は逆に怒る時はちゃんと怒ろうと。ただし、怒り方があるんじゃないか、と思うわけです。

 もう怒涛のごとく、一切を台風のように破壊してしまうような怒り方ではなく、自分に怒るという感情が起こった時、それをどういうふうに言葉にして伝えるかということをもっと考えるべきなんです。私の専門であるコミュニケーションの分野で取り上げるべきではないかと思ったんですね。

ビジネスの世界においては怒るということは…。

福田:危険物みたいに非常に扱いが怖いものと見られている。だから、積極的、創造的な意味では使われていません。でも実際には、怒ったことによって問題が解決する、事態がよくなっていく、今まで何となくみんなが先送りした問題を正面から見据えることになる、といったプラス面がいっぱいあるんですね。なのに、そこを避けちゃう。

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大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長