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その日本文が英作文を難しくする

とにかく和英辞書を使わずに英文を書こう

2013年6月5日(水)

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 「わっ、私が、ですか……」

 あなたは海外に赴任した経験が一度もありません。所属部署は日本向けの仕事をする部門であり、英語などめったに使いません。にもかかわらず、グローバルプロジェクトのチームメンバーにいきなり任命されてしまいました。

 今、日本企業ではこういうことが増えてきていると思います。4月に入社した新入社員に向けた各社の社長メッセージを見ていると、「グローバル環境で活躍できる」という言葉が必ずといっていいほど使われていました。

日本企業のグローバル展開は第3段階へ

 海外や英語とほとんど縁の無かった部門の人がグローバルプロジェクトに巻き込まれるようになったのは、企業のグローバル化が第3段階に入ってきたからです。例えば、本田技研工業は「開発を開国する」と宣言し、製造の上流行程にあたる製品開発の仕事までグローバルに展開しようとしています(「ホンダ、開発を“開国”する」)。

 自動車や電機に代表される日本企業は高度成長期の時代から、優れた製品を世界で販売するというグローバル化を進めてきました。これを第1段階とすれば、貿易摩擦の問題に対処するために北米で現地生産したり、コスト削減を狙ってアジアで生産するといった、生産のグローバル化が第2段階といえます。

 第3段階になると様々な業務までグローバルに展開するようになります。先のホンダのように開発を世界で進めるケースもあれば、調達や資金管理といった業務を世界で標準化する場合もあります。

 第2段階までと何が違うかと言えば、社内のあらゆる部門において海外部門と横串を通すコラボレーションが求められるということです。つまり、日本を含む世界各国の開発部門や調達部門などが、水平に連携して仕事をするわけです。

 その結果、日本だけで仕事をしてきた開発部門や調達部門などの担当者が突然、海外部門と一緒にチームを作ってプロジェクトを進めるといったことが起きます。世界各国に売り込みに行く、各地に工場を建てる、といった日本から海外拠点に向かう一方向の事業運営とは大きく異なります。

 こうした変化を受けて、筆者が生業としてきたIT(情報技術)の仕事においてもグローバル化は進んでいます。各リージョン(北米、欧州、アジア・パシフィックなど)ごとにばらばらに導入されていた情報システムを世界共通のシステムに統合したり、世界標準の業務プロセスとITを決めて世界各地に入れていく、といったグローバルプロジェクトが当たり前になりました。

「私は英語が苦手」とはもう言えない

 プロジェクトで使われる言語は「英語」です。もはや「私は英語が苦手なんで……」とは言えない状況になりつつあります。ただし英語を使えることはプロジェクトを成功させる必要条件であっても、十分条件ではありません。

 グローバルプロジェクトをリードするには、英語に加えて、色々なバックグラウンドを持った人々とのコミュニケーションをとるスキル、人々の多様性(ダイバーシティ)を受け入れつつチームとして動かしていくスキルも欠かせません。

 英語、コミュニケーション、ダイバーシティ、これら3点について力を付けてこそ、通じる英語を駆使してグローバルプロジェクトを乗り切ることができるのです。

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「その日本文が英作文を難しくする」の著者

岡田 英雄

岡田 英雄(おかだ・ひでお)

グローバル人材育成アドバイザー

テキサス州立大学電子工学科を卒業後、日本IBMに入社。その後、複数の金融パッケージソフトウエア会社の日本進出にかかわる。シスコシステムズにも在籍。数々の海外プロジェクトのマネジメントを経験。現在、日本企業のグローバリゼーションに貢献するサービスを企画。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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