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「先輩の言葉は絶対」だなんて欧米人に通じません

外国人部下と人事評価の面談をする

2013年8月21日(水)

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 日本の運動選手や運動部の体罰を巡って、色々な意見が述べられています。そうしたニュースや記事に接すると、「日本の先輩・後輩って、英語で訳せないなあ」と思います。
 私は日本の小中学校を出てから米国に渡り、米国の高校と大学を出ました。学生時代の頃から、若者の指導の仕方がまったく違うなと感じるところがありました。運動部の先輩が後輩をしごくなど、米国では考えられないことです。

 「先輩」を英語で言うとSeniorが適当な表現かと思います。ただし、日本のように呼び名として使う言葉ではありません。「先輩に叱られた」と日本では言いますが、“My senior got after me”などとは決して言いません。

 会社の中でも、入社日を基準に先輩・後輩と呼び合う習慣は全くありません。欧米の社会では年齢や社歴に関する気遣いは不要なのです。ということは、欧米人があなたの後輩になった場合、先輩であるあなたに気遣いはしません。だからといって、「あいつは礼儀がなっていない」などと決して思わないでください。

 今回の原稿を先輩・後輩の話で始めた理由は、テーマの「外国人部下の人事評価」においては、上下という意識を捨てる必要があるからです。日本では当たり前の先輩・後輩のような考え方すら外国人の部下には無いのです。

 外資系企業はもちろん、日本企業であってもグローバル展開に積極的な場合、外国籍の方を本社採用することが増えています。外国人の部下が自分の部門にアサインされてきたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 人事評価やそのための面談は日本人同士でもなかなか厄介です。まして異文化を持つ相手と英語を使って面談するとなるとハードルが高くなります。そこで、今回は英語のサンプルをいつもより多めに紹介しつつ、外国人部下の人事評価について考えてみましょう。

外国人部下に「日本的な上下関係」は理解不能

 英語の言い回しを学ぶ前に、ぜひとも頭に入れておいて欲しいことがあります。前述した通り、外国人部下の頭の中に、いわゆる日本的な上下関係の意識は皆無だということです。

 上司であるあなたが評価者、部下である外国人が被評価者になります。評価する人とされる人という関係はありますが、あくまでも仕事を評価するための関係です。ここを間違えると、どれほど英語が達者でも、部下とコミュニケーションがうまくとれなくなります。

 冒頭の運動部の話と関連しますが、日本には、先輩・後輩、上司・部下、監督・選手の間に暗黙の上下関係があり、日本人はそれを小さいころから受け入れるように育っているのではないでしょうか。

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「「先輩の言葉は絶対」だなんて欧米人に通じません」の著者

岡田 英雄

岡田 英雄(おかだ・ひでお)

グローバル人材育成アドバイザー

テキサス州立大学電子工学科を卒業後、日本IBMに入社。その後、複数の金融パッケージソフトウエア会社の日本進出にかかわる。シスコシステムズにも在籍。数々の海外プロジェクトのマネジメントを経験。現在、日本企業のグローバリゼーションに貢献するサービスを企画。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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