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組織はフォロワーで変わる

そして、フォロワーは「言葉」で変わる

2013年9月10日(火)

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 リーダーが口にする「言葉」はとても重要である。言葉によって、人や組織を成長に導くことができる。半面、言葉によって、せっかくの成長の芽を摘んでしまうこともある。

 私はラグビーの選手、指導者として、リーダーシップのあり方を考え続けてきた。中でも、言葉の重要性に気づいたのは、早稲田大学に入学し、ラグビー部に入部してしばらく経ったころだった。当時、上級生には、すばらしいスキルやポテンシャルを持つ先輩がたくさんいたにもかかわらず、チームの成績は芳しくなかった。

 力はあるのに、なぜ勝てないのだろうか。

 そして、私自身も1年生からずっと、レギュラーになることができず苦しんでいた。どうしたら活躍できるのか。どうしたら評価されるのか――。

納得させる力は「レトリック」にある

 チームも自分もどうしたらいいのかと悩み、あるとき、ふと気づいた。「共通言語がないのだ!」と。

 このチームは何を大事にしているのか。どんなチームを目指しているのか。個人のどこを評価しているのか。それを言語化し、方向を具体的に見せてくれる人がいなかった。

 同じラグビーという活動をしていても、生まれ育った土地や家庭、それまでの経験、価値観によって1つの言葉のとらえ方は驚くほど違う。早稲田に入学するために福岡から上京し、あらためて実感した。

 たとえば「全力を尽くす」という言葉1つを取っても、人よりたくさん練習することと理解する人もいれば、最高のコンディションを保つために生活のルールを徹底する人もいる。すべての時間をラグビーのために費やす人もいれば、限られた時間内に全力投球して練習しようとする人もいるだろう。

 果たして、チームにとっては何が正解か。リーダーが「全力を尽くそう」と言っただけではわからないし、腹に落ちない。こういうときこそ、「レトリック」の出番である。言葉を尽くしてメンバーを納得させ、彼らの心と体を動かしていくのがリーダーの役割なのだと、あるとき確信した。

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「組織はフォロワーで変わる」の著者

中竹竜二

中竹竜二(なかたけ・りゅうじ)

2006年早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任し、2007年度から2年連続で全国大学選手権を制覇。2010年2月退任。同年4月日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターに就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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