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拝啓英語教育責任者殿、“詰め込みTOEIC”を止めませんか

「使える英語」を仕事に関連させて身に付けよう

2013年12月12日(木)

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 今回のコラムは、企業においてグローバル人材の育成や英語のスキルアップに責任を持っておられる方に、ぜひ読んで頂けたらと思います。責任者の方が社内英語教育のやり方を変えようと決断することが大事だからです。

 少し前のことですが、小学校における第二言語の習得強化が検討されているというニュースを聞きました。勉強を開始する年齢が日本における英語教育の論点なのでしょうか。

 中学校から始めて大学で2年間ほど学んだとすれば実に8年もの年月を割いているわけです。小学校から始めてこの期間を10年以上にすると何か変わるのでしょうか。

 すでに英語学習期間は以前より延びています。管理職に昇進させる条件の一つとしてTOEICで一定の点数を取ることを課す企業が増えているからです。詰め込み教育で英語を強いられてきた日本人は社会人になっても“詰め込みTOEIC”が待っているわけです。

 TOEICの勉強をした効果はどうでしょう。本連載の第1回目で書きました通り、「残念ながら日本の英語教育や企業内の各種トレーニングにおいて本当に使える英語スキルをつけてもらうことは期待できません」。

 何度も指摘されてきたことでしょうが、学ぶ年数をこれ以上長くするのではなく、教育やトレーニングの内容を「使える英語を身に付けられるもの」に変えていかなければならないと考えます。

 学校教育はさておき、社会人の英語に関する論点は「すでに持っている英語の知識を出し切れるようにすること」でしょう。例えばTOEICで500点を取れるなら、500点分の知識を使って会話ができますか、ということです。英語が使える使えないの差はそこにあります。

 最近の私はベトナムのIT(情報技術)会社と付き合いがあり、先日そこのエンジニアから電子メールの返信がありました。ベトナム人の彼は日本語でこう書いてきました。

 「ご説明ありがとうございます。私のほうでもご確認してみます」

 敬語はなかなか難しく、「ご確認」の「ご」は不要ですが、意味は十分通じます。「頑張って日本語の勉強をしているなあ」と私は感心してしまいました。

 一方、英語について先日、こんな表現を聞きました。

 “The accident was on the paper.”

 通常は“in the paper”と言います。しかし、それを気にする英語のネイティブスピーカーはいるでしょうか。

 正確な言葉を話し、書ければ大いに結構ですが、そこにこだわらず、自分の知識を出し切ることにもっと目を向けてみるべきだと考えます。

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「拝啓英語教育責任者殿、“詰め込みTOEIC”を止めませんか」の著者

岡田 英雄

岡田 英雄(おかだ・ひでお)

グローバル人材育成アドバイザー

テキサス州立大学電子工学科を卒業後、日本IBMに入社。その後、複数の金融パッケージソフトウエア会社の日本進出にかかわる。シスコシステムズにも在籍。数々の海外プロジェクトのマネジメントを経験。現在、日本企業のグローバリゼーションに貢献するサービスを企画。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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