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「考えてから話す」日本人の悪いクセ

2014年3月20日(木)

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 英語は30歳を過ぎてからでも十分、話せるようになる――。これは、英語が全くできない状態で外資系企業に入り、29歳からの猛勉強で語学のスキルを身につけた私の実感です。

 私は大学卒業後、SAPジャパンに入社し、29歳の時にいきなり副社長補佐に抜擢されました。副社長は私のことを「英語ができるヤツ」と思い込んでいたようですが、実は全くの誤解。しかし、辞令が出てしまった以上、前に進むしかありません。補佐に就任した翌週から、副社長に代わって日本のビジネスの概況などを英語で各国に伝える役割を任され、まさに悪戦苦闘の日々が始まりました。

 とにかく1日でも早く英語でコミュニケーションできる能力を身につけなければならない。そんな状況に追い込まれた私が、お手本として目をつけたのがアジア各国の同僚や友人です。同じ非ネイティブなのに、中国人、韓国人はなぜ日本人より英語が上手なのか。こうした視点で彼らの勉強法を研究し、短期間での実力向上につなげました。

 この連載では、拙著『アジアの非ネイティブに学ぶビジネス英語速習術』の内容をベースに、私が実践してきた英語学習のエッセンスを紹介します。日本人が英語の勉強でいかに遠回りをしているか。多くの方がそれに気づくきっかけになれば、うれしい限りです。

 5年ほど前、香港の友人と会食をした時のことです。彼らが話している内容は感覚的につかめても、自分からはほとんど話せない悔しい経験をしました。なぜ話せなかったかというと、きちんとした英語の文章を頭で整理しないと発言ができなかったからです。

 しかし、今になって振り返ってみると、文法バラバラ、発音メチャメチャな状態で英語を話しても、私は彼らから何を言っているかわからない、と指摘を受けたことがありません。当時の私は英語を文章としてきちんと組み立て、しっかりと発音しないと相手に通じないと勝手に思い込んでいたのです。

カタコトでもアウトプットを繰り返すことが大事

 英語を使って仕事をするようになってわかったことは、発音や文法が適当でも意思は通じるということです。「カタコト英語」でもアウトプットを繰り返していくと自然と会話が成り立ち、適切な表現や発音が後から身についてきます。

 私たち日本人は、英語の文法や発音に対して「完璧主義」に陥りがちです。私も以前は英語の文章を頭で組み立ててから(つまり回答を完璧に作ってから)発言するクセがついていました。

 しかし、これではスポーツの理論を机上で勉強して、いつまでも体を動かさないのと同じです。多少のルールがわかったらすぐに実践し、失敗をしながら学ぶことが大事です。

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「「考えてから話す」日本人の悪いクセ」の著者

金田 博之

金田 博之(かねだ・ひろゆき)

大手メーカー勤務、ビジネス書著者

98年SAPジャパン入社。30歳で部長、35歳で営業企画本部長。2014年1月日本の大手メーカーに転職。本業の傍ら、自身のスキルアップの経験を伝える活動にも取り組む。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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