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第18回 緑の組織と青の組織

「同じ」が前提の緑、「違い」が前提の青

2014年5月1日(木)

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 前回(第17回)は、外発的グローバル化についての話を書いたが、今回から2、3回に分けて、グローバル化に取り組む日本企業が「まだら模様」になってきていることをお伝えしたい。今回はまず、「まだら模様」とは何かということと、その中で最も大切な日本的な「緑の組織」と外資的な「青の組織」の対比について詳しく述べたい。

部分的に外資化している日本企業の特徴と症状

 グローバル化を進めている日本企業が、自社の中に、日本的な組織と外資的な組織の両方を抱え込むようになった有様を、私は「まだら模様」と呼ぶ。日本的なところと外資的なところが霜降りのように混ざり合っていることをイメージしている。表現を変えて言うと、日本企業が部分的に外資化してきているということである。

 部分的に外資化した(まだら模様の)日本企業の特徴を述べると、人材・戦略・意思決定・組織・人事制度など組織の原理的なレベルで、日系的な特徴を持つ部分と、外資的な特徴を持つ部分が一企業の中に、お互いの特徴が混ざることなく、並存する状態にある。その有様をイメージしていただくために、日本的な特徴に緑、外資系企業の特徴に青、という象徴的な色を与えると、部分的外資化が進んだ日本企業の姿は、緑の部分と青の部分が入り混じるまだら模様である。例えば、濃い緑(日本本社)、緑(国内子会社)、薄い緑(アジア地域の自前の拠点)、緑が少し混ざった青(欧米地域の自前拠点)、青(アジアで買収したグローバル企業)、真っ青(米国での買収先)といった状況にある。

 ここで、企業の組織的な特徴を人事制度で代表し、外資的な企業の人事制度と日本的な企業の人事制度の対比を横軸で示し、企業の主要なポジションにつく人材が外国人か日本人かという対比を縦軸にとって、企業の中の本社や子会社などをプロットすると(図)のようになる。

※緑と青の2色の選択は、中央大学教授の中島豊氏の比喩を借りている。輪をなして走る山手線の輪を「和」にかけて山手線の緑で日系企業を表し、他方同一プラットフォームの反対側で、通過も含め容赦なくリニアに動く京浜東北線の青で外資系を象徴する。

 これから、(日本的な)緑の部分と(外資的な)青の部分についてそれぞれ説明していこう。

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「第18回 緑の組織と青の組織」の著者

キャメル山本

キャメル山本(きゃめる・やまもと)

デロイト ディレクター

外交官を経て、経営コンサルタントとして組織・人材のグローバル化を支援。BBT大学でリーダーシップを講義。2013年からグローバル人材育成の為のプログラムを開発・提供。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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