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「高校に行くより、中国で働け」

変わり者の親に育まれた僕の人生観

2014年9月2日(火)

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人生前のめりの岡村社長は、いかにしてつくられたのか。原点は親子関係にあるという。子供の願いを聞き入れる親ではなく、何でも「駄目だ」と突き放した。それが岡村社長の突破力を育んだのだ。(前回の記事はこちらへ)

 一刻も早く社会人になりたかった僕は、高校を2カ月で中退するという決断を下します。都内にあるそこそこの進学校でしたが、親は怒ることもなく、何にも言いませんでした。そりゃそうですよ。だってうちの親は、「高校に行くな派」でしたから。

 「高校に行って友達と遊びほうけるくらいだったら、高校なんて行かず、いっそ中国に行って働いたほうがいいぞ」

 親は、僕が中学生になった頃からずっとこう話していました。けれど親はどちらも教職者なんです。父親はもともと公立高校の教師で、その後養護学校で教えていた。母親は幼稚園の先生。教職者なら「いい高校に行け」というのが普通の流れですよね。

 今なら「高校に行くな」という真意は分かります。高校で遊んでばかりいるくらいなら、中卒で働いたほうがよほどいい。これから経済発展する中国でビジネスでもしてこいというのは、確かに一理ある。でもそう思っても、本当に子供に「高校に行くな」という親はなかなかいない。うちの親は相当変わっていましたね。

新宿の本社受付にある巨大な提灯の横に立つ岡村社長。アドウェイズの「あ」、 始まりの「あ」、驚きの「あ」を示すという(写真:菊池一郎)

台風後の濁流の中を泳がされた

 その変わりっぷりを紹介するときりがない。例えば小学生のときにこんなことがありました。毎年家族で海に行き、よくゴムボートで遊んでいたのですが、小学3年のときそのゴムボートが破れてしまった。「新しいゴムボートを買ってよ」と父に頼んだら、「駄目だ」と言う。うちの親は、子供が何かお願いをすると、決まって「駄目だ」と言うんです。これはもう一貫していました。

 「じゃあどうすれば買ってくれるの」と僕が聞くと、父は「川で泳げ」という。当時住んでいた埼玉の団地の前に見沼代用水という川があったんです。川幅はそんなに広くはないのですが、そのときちょうど台風が過ぎ去った直後で、水かさがすごく増していた。いつものような静かな川ではなく、濁流がこれでもかというくらいにうねりを上げている。父はそこで泳げと言うのです。

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「「高校に行くより、中国で働け」」の著者

岡村陽久

岡村陽久(おかむら・はるひさ)

アドウェイズCEO

1980年埼玉県生まれ。96年に高校を中退し、アルミ製品販売会社に入社。2001年にアドウェイズを設立。06年、当時の史上最年少、26歳2カ月で東証マザーズに上場。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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