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「乃木坂46」人気をデータで分析してみた

2014年11月27日(木)

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日経デジタルマーケティングは、『図解 マーケティングの教科書』(ムック)を11月18日に発売した。このコラムでは、その中からデジタルマーケティングの先進事例やキーワード解説を紹介する。

10枚目シングルの初週売り上げが過去最高をマークした乃木坂46。秋元康プロデュースのアイドルグループだが、AKB48の「公式ライバル」。次作シングルの売り上げ予測やクチコミ動向などから人気の秘密を探る。

 「AKB48の公式ライバル」という無謀とも思えた当初の目標が、結成3年を迎えた今、現実味を伴ってきた。今まさに躍進のときを迎えている「乃木坂46」である。

 群雄割拠のアイドルグループの多くが元気いっぱいのライブパフォーマンスでアピールする中、名門私立女子高風の育ちの良さをイメージさせるコンサバ志向のベクトルは“ガラ空き”のポジショニングで、その新鮮さから特にこれまで“ドルオタ”ではなかった層をも取り込んでいるのが乃木坂の特徴だ。

 乃木坂の順調な成長はCDシングルの売り上げに端的に表れている。2014年10月8日発売の10枚目シングル「何度目の青空か?」の初週売り上げは47.9万枚で、自己最高を記録。AKB支店グループの直近発売シングルの初週と比べても、NMB48「高嶺の林檎」は40.7万枚(*)、SKE48「不器用太陽」は32.4万枚で、既に上回っている。AKBの背中はまだ遠いとはいえ、名実ともにAKBの公式ライバルとしての地歩を固めつつあるといっていいだろう。(*11月5日発売の「らしくない」は初週42万枚)

11枚目シングル、50万枚は超えるか?

 そうなると気が早いが15年1~3月には発売される11枚目が気になるところだ。果たしてどこまで伸びるか。過去の結果から次作の売れ行きを予測することは、音楽業界に限らずどの業種でもマーケティング部門では求められるスキルだ。

 エクセルを使って、過去の売上枚数から回帰分析を試みる。A列に何枚目のCDか、B列にその初週売上枚数を入力して範囲指定し、「挿入」→「グラフ:散布図」を選択。プロットされた点を右クリックして「近似曲線の追加」→「線形近似」を選び、「グラフに数式を表示する」にチェックを入れると、「y=41707x + 75025」の数式を得ることができる。従ってx=11枚目は約53.4万枚だ。

 ただし、この数字はやや楽観的なものだ。同志社大学文化情報学部で統計学を教える矢野環教授は、前述の式だけでなく、売り上げが急増した6枚目以降の数字から予測してみることを勧める。その場合は51.1万枚。50万はクリアしているが、この予測式は1に近いほど相関関係が強いことを示す「R2乗値」が0.77と低く、下振れも十分あり得る。

 実のところ6~8枚目の初週実績から9枚目を予測すると、51.7万枚という値が出ていた。しかし9枚目はAKBの握手会事件の余波で初めて初週売り上げ前作比ダウンを喫している。

 統計から確からしい数字を求める一方で、内部・外部環境ともに変わる不確実性を前提にリスクを鑑み、意思決定する必要がある。

10枚目シングルの初週売り上げが過去最高をマークした乃木坂46
乃木坂46のシングル初週売り上げの推移。9枚目の初週売り上げで初の前作比ダウンを喫したが、生田絵梨花をセンターに据えた10枚目で過去最高をマーク

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「「乃木坂46」人気をデータで分析してみた」の著者

小林 直樹

小林 直樹(こばやし・なおき)

日経デジタルマーケティング記者

2007年「日経デジタルマーケティング」の創刊に参画。現在同誌記者。1999年の東芝ビデオクレーマー事件の取材をきっかけに、ネット“炎上”案件の取材、執筆、講演がライフワークになっている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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