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「1日当たり500分ワーク」で生産性を上げる(その1)

2015年1月6日(火)

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 体重が過重になっているのであれば、体重減量によって状況を改善できる。同様にして、時間が過剰になっているのであれば、時間減量によって状況を改善できるのではないか。時間減量で改善する「状況」は、身体的な健康も含むが、より直接的には、仕事の健康(health of work)である。

 昨今、日本においても世界においても、時間をめぐって、ワーク・ライフ・バランス(WLB)が日常的なテーマとなってきた。本コラムのメインテーマの「まだら模様のグローバル化(日本企業のグローバル化において、日系企業的な組織運営に、外資系的な組織運営が混ざり出している現象)」においても、ワーク・ライフ・バランスを含めた「時間」の問題は避けて通れない。まだら模様化する「時間」をどのように扱うのか。

 今回は、「ワーク・ライフ・バランスと女性活用」の視点で、仕事に使う時間について考えてみたい。

意外な事実:A Nordic Mystery

 今回この話をしようと思ったきっかけは、女性活用問題について次のような興味深い記事を読んだことにある。

 2014年11月15日号「The Economist」の Schumpeterというコラムは、 A Nordic Mystery(北欧のミステリー)というタイトルで、女性活用が進んだ国としていつも取り上げられる北欧諸国における女性活用の盲点に焦点を当てた興味深い内容であった。その中身をかいつまんで紹介するとこんな感じである。

  • 北欧諸国で、政治における女性活用は進んでいる。フィンランドの閣僚の半分は女性。スウェーデンでは閣僚の57%が女性。WEF(世界経済フォーラム)が編集したGender Gap Indexでの性別の差異が少ない、すなわち女性活用が進んだトップ5は、アイスランド、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマークである。
  • さらに、企業のボードメンバーにおいて女性枠(クオータ)を設ける政策では、ノルウェーが先鞭をつけ、上場企業のボード議席の最小限40%を女性とすることとした。アイスランド、フィンランド、その他欧州数カ国が同様の制度を導入している。

 ここまでは常識通り、北欧諸国において女性活用が進んでいるという話である。ところが、この後の話で常識が少々崩れてくる。

  • 企業のいわゆるシニアマネジメント、つまり実際に経営を行っている層における女性活用は、北欧諸国が意外に進んでいない。世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ調査でも、シニアマネジメントにおいては、デンマークは72位にとどまる。ノルウェーでも女性CEO(最高経営責任者)の比率はわずか6%で、米国の5%とさして変わらない。
  • 要は、北欧諸国でも、企業のトップマネジメントやシニアマネジメント層という経営の実権を持つ職位に関する限り、ガラスの天井が存在するということだ。なぜか?

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「「1日当たり500分ワーク」で生産性を上げる(その1)」の著者

キャメル山本

キャメル山本(きゃめる・やまもと)

デロイト ディレクター

外交官を経て、経営コンサルタントとして組織・人材のグローバル化を支援。BBT大学でリーダーシップを講義。2013年からグローバル人材育成の為のプログラムを開発・提供。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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夢の実現にあたっては強く「念ずる」。そうした心構えを支えにビジネスの世界の荒波を渡ってきました。

後藤 忠治 セントラルスポーツ会長