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非常時に求められるリーダーシップとは

第6回「企業と社会のリスクマネジメント」(下)

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2015年2月4日(水)

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大林 厚臣(おおばやし・あつおみ)氏
1983年京都大学法学部卒業。日本郵船勤務を経て96年米シカゴ大学で行政学博士を取得。同年慶応義塾大学大学院経営管理研究科専任講師、98年助教授、2006年教授。この間、2000~2001年米スタンフォード大学客員助教授、2001~2006年社会技術研究システム研究員、2007~2011年慶応義塾大学グローバルセキュリティー研究所上席研究員を兼任。(写真:陶山 勉、以下同)

 慶応義塾大学ビジネス・スクールは2013年からビジネスパーソンを対象とした「公開講座シリーズ」を開催している。最先端の経営学研究の成果を一般に公開し、様々なビジネスシーンで生じる課題の解決に役立てる視点を提供するのが狙いだ。2年目となる2014年は12月までに全7回の講座を開いた。

 12月11日、慶応義塾大学三田キャンパスで大林厚臣教授による今年度最後の公開講座が開かれた。テーマは「企業と社会のリスクマネジメント」。グローバル展開の進展に伴い、企業が直面するリスクの種類は増え、自然災害のリスクも年々高まっている。企業や社会は多様なリスクにどのように備え、対処すれば良いのか。体系的に解説した。

 グローバルな事業展開や広域な被災では想定外の事態に遭遇する場面が増える。大林教授は複雑な状況に対応できるのは人間の柔軟性であり、非常時にいかにリーダーシップを発揮できるかが問われると語った。

(構成は小林佳代=ライター/エディター)

 非常に広い地域で被害が生じた、首都が被災したといった大規模災害が起きた時、企業や社会はどのように対応すればよいのでしょうか。

 大規模災害と普通の災害の違いは何か。その1つは「付随して起こる複合災害の種類が増える」ということです。

 例えば、大規模地震が発生し、強い揺れが起きると、「壊れないはずのものが壊れた」というような直接被害が大きくなるだけでなく、「発電所が被災して電力が止まった」「危険物質が漏れ出た」といった複合被害の種類がどんどん多くなります。今まで経験したことのないような想定外の事態が幾つも複合して起きるのです。

 こんなデータがあります。

 東日本大震災の時、ライフラインが復旧するまでにどれだけ時間がかかったかを調べたものです。岐阜大学の能島暢呂教授が論文にまとめています。

 例えば電力。東北電力の全管内、被災していないところも含めて、停電した地域の90%が復旧するまでには6日かかっています。宮城県、岩手県に限って言うと、10日。この間、ずっと停電しているのです。福島県は論文が出た半年後の段階で、まだ90%まで復旧していません。

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