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日本人弁護士、ヤンゴン大学で教壇に立つ 「お雇い外国人」の仕事を選んだ理由

第2回:大久保晋吾さん(ヤンゴン大学客員教員)

2015年5月11日(月)

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明治期の日本には「お雇い外国人」と呼ばれる人たちがいて、日本の教育、学問の発展に尽力した。今回登場してもらう大久保晋吾さんは、ミャンマーの「お雇い外国人」だ。司法試験に合格後、外務省を経て、法律事務所に勤務。さらに現在はミャンマーのヤンゴン大学法学部で客員教員を務めている。4月の東京に雪が降った次の日、暑い国から一時帰国中の大久保さんをつかまえて、これからの働き方のヒントになるようなことを聞いてみた。

「弁護士で元外務省職員、今はヤンゴン大学の客員教員」と、実にいろいろな顔をお持ちでいらっしゃる。

大久保晋吾(おおくぼ・しんご)氏
慶應義塾大学法学部、同大学院法務研究科卒業。弁護士(世田谷綜合法律事務所所属)。外務省職員を経て、現在はミャンマーのヤンゴン大学で教員として勤務

 それまでも、10社ほどでインターンシップをしていました。十数年前ですから、まだそれほどインターンシップが盛んでなかった頃ですね。学生のときにはコンサルティング会社や法律事務所、司法修習生時代には、司法研修所からの出向というアクロバティックな形で、ライフネット生命保険でもインターンを受け入れていただきました。

 前から岩瀬さん(岩瀬大輔・ライフネット生命保険社長)のブログの愛読者で、彼のもとで働きたい一心で、今振り返ると非常に恥ずかしいのですが、便箋10枚にわたって思いをしたためたんです。

北海道・十勝で自由奔放に過ごした子供時代

どうして、そんなにいろいろなところで働くのですか。

 やっぱり世界には、すごい人がいっぱいいる、って思うんですよ。そういう人に一人でも多く会いたい。そして、自分がまだ知らない世界を見せてほしい。例えば、学生時代から「次世代の繊維として、人工クモ糸を創る」と公言していた友人なんかもそうです。

Spiber(山形県鶴岡市)の関山さん(関山和秀・取締役兼代表執行役)ですね。

 はい。彼の「世界を変えたい」という思いの純度の高さとか、十年間成功を信じて疑わなかった強さは、本当に尊敬しています。

 ほかには、今ミャンマーで仲良くしている友人で、元公認会計士なのに、女性用のパンプスをフルオーダーメイドで作る靴職人をしている星野さん(Hoshino Bespoke Shoesの星野俊二CEO)。彼も、世の中に新しい変化を作り出す人だな、って応援していて……。

 って考えてくると、すごい人を知れば知るほど、僕なんて、って恥ずかしい思いをすることのほうが多いです。

そもそも社会に出る前はどういう少年でした?

 人格形成に大きく影響したのは、9歳のときに親元を離れて、北海道の十勝の小さな学校に山村留学をしたことが大きかったように思います。ホストファミリーの家族と一緒に、とにかく自由奔放に過ごしました。当時の同級生が今どんな職業に就いているかというと、屋久島の獣医とか、バリ舞踊の先生とか、競馬の騎手とか。

へええ。

 全校生徒40人ぐらいの小さな学校でしたけど、そう言われてみると、ユニークなキャリアを歩んでいる人が多いですね。でも、当時から何かを考えていた、とかそんなことは全然ないんです。

 物事を突き詰めて考えるようになったのは、本ばっかり読んでいた高校時代に出合ったバーバラ・ミントの『考える技術・書く技術』という作品がきっかけでした。

 生意気な学生だったので、コンピューターの授業の先生が「ロジック」という言葉を繰り返し使うのに少しカチンときて。

カチンと(笑)。

 ええ。ロジックって言葉の本当の意味は、みたいな気分で、覚えたてのMECEとロジックツリーを駆使した企画書みたいなものを、パワーポイントにまとめて提出したんですね。そうしたら案の定呼び出されて。

 わー怒られる。と思ったら、その先生が教師になる前、コンサルティングファームに出入りしていた、というような方で。面白がってくださったんでしょうね、ご自身もお世話になったというパートナーの方を紹介していただけることになったんです。

 それで現役バリバリのビジネスパーソンが集まるパーティーに学ランで顔を出したら、お、生意気な学生が来たぞ、って可愛がっていただくようになりまして。それがビジネスという大きな世界を初めて覗いた機会でした。

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「日本人弁護士、ヤンゴン大学で教壇に立つ 「お雇い外国人」の仕事を選んだ理由」の著者

鈴木 修一

鈴木 修一(すずき・しゅういち)

フリー編集者

出版社、ウェブ系ニュース会社、事業投資会社などを経て、現在は教育サービス会社に勤務。これまでの経験と人脈を生かして「働き方」の考察活動を始めている

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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