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第5回:ワインはいつ買うべきかいつ飲むべきか

瓶内熟成というワインの個性とは

2015年6月11日(木)

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(前回の記事からの続きです。前回の記事はこちらからお読みください→ 「第4回:魚と赤ワインはOK? グラスを回すのはNG?

*    *    *

先生
田中滋先生
慶應義塾大学名誉教授。日本における医療・介護・地域包括ケア分野における政策論の第一人者。政府関係の役職も多い。大学院生時代、テレビ番組「クイズグランプリ」のグランドチャンピオンとなり、副賞のヨーロッパ旅行がワインとの運命的な出会い。東京のフレンチレストランやワインバー業界の一部では田中先生を知らなければ「もぐり」と言われる?
生徒(慶應ビジネススクール=KBS修士2年、当時)
小河泰史君
アクセンチュア、リクルートを経て、現在在学中に起業したリフォーム仲介グローバ代表取締役社長。
小田英毅君
本田技研工業出身。ペンシルバニア大学ウォートン校への交換留学を経て、4月より大手証券会社M&A部門勤務。
金原幸作君
三菱UFJモルガン・スタンレー証券派遣。4月より派遣元に復帰。
土田麻梨亜さん
シティバンク、監査法人トーマツを経てKBSに。1児の母として5月より外資系戦略コンサルティングに勤務。
萩野早さん
前職はウェブマーケティングを得意とする広告代理店営業。4月よりライオン海外事業部勤務。
平井伸幸君
KBSのために休職した大手精密機器メーカーに4月より復帰。ベルギーのSolvay Brussels School-Economics & Managementに交換留学。
清水勝彦先生
慶應義塾大学ビジネススクール教授。戦略コンサルティング、テキサス大学(テニュア取得)を経て、2010年より現職。

*    *    *

土田第2回:ワイン選びの3要素で、3000円以上のワインを1000種類というお話がありました。また、なかなかそこまではいかない時に、知識がない中で、ソムリエさんをうまく使いこなすというお話が第3回でありました。仮にソムリエさんがいない時に、初心者にとって間違いないワイン選びはありますか。

田中先生:さしあたりイタリアンやフレンチの場合の質問ですよね。寿司に行くともっと難しくなるので。

土田:はい。

田中先生:ソムリエという専門職がいない場合でも、お店の人に聞いてみたらよいと思います。若い人たちなら、スマホのアプリを活用してもよい。それでもだめな場合は、イタリアンとフレンチであれば、ワイン原産地の格付けを信じることです。格付けワインで、ある程度の値段ならまあ大丈夫。料理に合ったワインを選ぶという原則の下、まずはブルゴーニュかボルドーでできたワインに絞っていく案もあり得ます。これらの産地ではワインの質の幅が少ないので。

 ワインの中でも、高級品から安いものまで幅広くできる産地の方が的確なチョイスが難しい。例えば、シャブリは難しいと思います。シャブリはグランクリュ(特級)格付けから格付け外までさまざまな種類が作られています。かつては米国産シャブリなど訳の分からないものも存在し、米国では昔、シャブリが安酒の代名詞だった時代もあったと聞きます。

 日本のレストランが持っているワインは、ボルドーのメドック、ペサック・レオニャン、サンテミリオン、ポムロール、ブルゴーニュのコート・ドールなどは基本的に原産地呼称制度下のものがほとんどなので、この中から選べばまあ外れない。知ったかぶりが時に多少外れるケースもあるかもしれませんが(笑)。大外れはない。この案の最大の弱点は1本あたりの値段が高いことです。

小河:レストラン以外でワインを選ぶ時、例えばお土産でワインを買う時や、誰かのパーティーの時、特にパーティーで料理のイメージが分かればいいのですが、料理が分からずにワインを贈る場合は、どういう基準でワインを選べばよいでしょうか。

田中先生:デパートでそういう質問をすると、「相手の方はどのようなワインをお好みですか」と尋ねられるかもしれません。とはいえ、軽くて爽やかなワインもおいしいし、タンニンの効いた渋いワインもおいしい。仕方がないので、贈る相手の人の顔を思い出して考えましょう。初々しい二十歳の男女には重くて渋いワインは合っていない、との割りきりですね。

 重厚で渋い顔の大人には、軽くフルーティなワインを送って「俺を軽んずるのか」と思われるより、渋く重そうなワインを贈った方が無難かな(笑)。きちんとしたワインショップでは、1本1本の説明タグに、酸味と渋みの2軸で評価してありします。重い、軽いといった表示も見ます。参考にしてください。

 1万円以内で比較的無難な選択は、ヴィンテージも考える必要がないスタンダード・シャンパーニュを贈ることです。モエ・エ・シャンドンやヴーヴクリコ・ポンサルダンがインターネットでは5000~6000円、デパートで高いと7000、8000円くらいまで。いずれもスタンダードものシャンパーニュの代表と評価されています。将来、清水先生に贈るなら、ドン・ペニリニヨンかグランダムがいいかな。スタンダードものと同じ会社製でも、プレスティージュ・シャンパーニュでは値段が3倍くらい違う(笑)。サロンだともっと高い。

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「第5回:ワインはいつ買うべきかいつ飲むべきか」の著者

田中 滋

田中 滋(たなか・しげる)

慶應義塾大学名誉教授

慶應義塾大学名誉教授。日本における医療・介護・地域包括ケア分野における政策論の第一人者。政府関係の役職も多い。大学院生時代、テレビ番組「クイズグランプリ」のグランドチャンピオンとなった。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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