• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

円安・人手不足のときこそカイゼンが効く

原価高騰克服編1:仕掛かり品をなくせば、作業も減る

  • 日経トップリーダー

バックナンバー

2015年6月15日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

トヨタ生産方式の創始者とされる故大野耐一氏から直に学び、独自の理論に落とし込んだ経営コンサルタントの山田日登志氏。かつてはソニーやキヤノンを支え、最近ではデパ地下で「アンリ・シャルパンティエ」ブランドを展開する洋菓子製造のシュゼットも復活させた。円安による原料・半製品の価格上昇と人手不足で国内工場での製造原価は上がり続けている。そんなときにこそカイゼンでムリなくコストを削減するべきだと山田日登志氏は指摘する。その指導現場に潜入した。

 岐阜県関ケ原町に本社を置き、シールドマシンや大型特殊車両などの一品ものの生産で知られる関ケ原製作所。ここ数年、業績を支えてきた製品の大幅減産による売り上げ低下に苦しみ、成長分野に人材を移すなど対応策を積み重ねてきた。さらなる打開策のきっかけをつかめればと、会長の矢橋昭三郎が山田氏の工場診断を受けると決断した。

 ここ10年ほど、関ケ原製作所の売り上げを支えているのは、大手建機メーカー、コマツ向けの部品だ。鉱山で使われる大型ダンプカーに組み込む油圧機器などを生産している。2000年を過ぎた頃から資源開発の需要は増加。鉱山設備も比例して急成長した。最盛期には、関ケ原製作所の全売上高の半分以上を占めるほどだった。ところが12年頃を境に大幅減産を迫られ業績は急降下。200億円を超えていた年商は100億円程度まで低下した。

やまだ・ひとし
カイゼン指導のPEC社長(写真中央)。トヨタ生産方式の創始者、大野耐一氏に師事、キヤノンやソニーを始めとする製造現場のカイゼンを手がけた。食品や家具など中小企業のカイゼンに活動を広げている(写真:堀勝志古、以下同)

 それでも正社員の解雇だけはしないと、事業の組み替えや配置転換などでしのいできた。「現場のカイゼンについて、自社流だけでは限界がある」と感じていた矢橋が山田の存在を知り、今回の訪問につながった。

「1日8本」ではなく、「1本60分」で認識する

 今回、関ケ原製作所が指導を依頼したのは、減産が続いてきた油圧機器の組み立てライン。1日の標準生産数は8本。山田の考え方では、1時間に1本生産する計算だ。「1日にいくつ、1カ月にいくつではなく、「1つ何秒、何分」で認識しないといけないという。

 組み立てラインでは、十数個のユニット化した部品を組み付けて製品化する。部品は前工程で加工するものもあれば、他社から仕入れてそのまま組み込むものもある。その後、動作確認などの検査を終えてから塗装し、完成品置き場に置く。

コメント2

「「カイゼンの鬼」が教えるシンプル経営術」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

このままじゃ、高級魚のクロマグロばかりでなく、より身近なマグロのメバチやキハダもいなくなる。

高松 幸彦 マグロ一本釣り漁師