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LVJグループ社長 秦郷次郎氏

消費者の“買わない理由”を潰していくルイ・ヴィトンのデザイン戦略

  • 坂井 直樹

バックナンバー

2006年4月3日(月)

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 世界的な技術レベルの向上と、IT(情報技術)の発達で時間差が縮まり、性能では製品の優劣をつけ難くなってきた。同時に、ライフスタイルを重視する消費者が増加している。その結果、デザインはブランド作りや企業経営において、かつてないほど重要性を増している。デザインを担当者任せにする時代は終わりを告げ、経営者自らが明確なデザイン観を持ちデザイン戦略を指揮できないと、企業は路頭に迷いかねない。

 そこで、数々の企業と共同で仕事をしてきたコンセプターの坂井直樹氏をホストに、経営者にデザインについて語ってもらう対談企画をスタートする。第1回目のゲストは、ルイ・ヴィトンやセリーヌなどが属するLVJグループの社長を務める秦郷次郎氏だ。

10月12日リニューアルオープンしたパリ・シャンゼリゼ通りの店舗
10月12日リニューアルオープンしたパリ・シャンゼリゼ通りの店舗。店内のアトリウムは、噴水が上から降ってくるイメージ
写真提供:LOUIS VUITTON/J.COHRSSEN

坂井: 昨年10月12日にフランス、パリのシャンゼリゼ通りの店舗の改装が終了してリニューアルオープンしました。昼はシャンゼリゼの落ち着いた空間を維持しつつ、夜は素敵なライティングで、とても新鮮な店舗に生まれ変わりましたね。

秦: ビル全体の構成をエリック・カールソン氏、内装・家具などをピーター・マリノ氏が主に担当しました。カールソン氏は、ルイ・ヴィトンの建築設計部門でルイ・ヴィトンの名古屋栄店、松屋銀座店、表参道店を担当してきました。その後、ルイ・ヴィトンの建築設計部門から独立し、最初の仕事となったのがシャンゼリゼ通りの店舗。彼にとってはルイ・ヴィトンでの仕事の集大成という気概があったでしょう。しかも、シャンゼリゼでは景観を保つために、ファサードを変更できない。そんな縛りの中でイメージを一新してくれました。窓の大きさを変えられないとなったら、ガラスの仕様を変えるなど、内側からの工夫で全く違うビルに見えるようになりましたね。そして、何と言ってもアトリウムですね。あれほど斬新で印象的な物を作れたのは素晴らしい。すべての面で今までの作品から進化し、融合したものに仕上がっていると言えるでしょう。

 一方、マリノ氏は数多くのルイ・ヴィトンの店舗の内装を担当しています。ですから、リニューアル前のシャンゼリゼ通りの店舗もマリノ氏の作品。内装を新しくするに当たり内心複雑だったと聞いています(笑)。新しくするのは、時代の要請であったりしますけど、アーティストにしてみたら、前の内装も自分で作っているわけですからね、「思い入れのある作品が壊される」という意識があったらしいんです。ただ、経営者としては、4~5年で全面改装するという状況はビジネスの成長の証しですから、うれしい限りですけどね。

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