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第1回 「ペンティアム」という名の3つの秘密

  • デビッド・プラセック

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2006年4月3日(月)

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 私が創業した米レクシコン・ブランディングはちょっと変わった組織である。世界中の企業が米国カリフォルニア州サウサリートのオフィスにやってきて、わずか25人のスタッフに製品やサービスなどの「ブランド名を考え出してほしい」と依頼する。広告代理店ともPR会社とも違う。手がけるのは、いわゆる「ネーミング」だけである。

 多くの場合、企業がブランド名をつけるために持ち込む製品やサービスは非常に優れたもので、我々は幸いにも多数の優れたブランド名を生み出すことができた。代表例は、米インテルのパソコン用MPU(超小型演算処理装置)「ペンティアム(Pentium)」である。

 MPUメーカー各社が「386」「486」といった番号で製品を販売していた時代に、我々はインテルに対してMPUにブランド名を付けることを提案した。当時、一般消費者が意識していなかったMPUという製品に知名度が生まれ、会社の事業推進に役立つようになることを理解してもらい「ペンティアム」のブランドを生み出した。ペンティアムは世界で最も知名度のあるブランドの1つとなり、今では誰でもパソコンを買う時に「どんなMPUが入っているか」を尋ねるようになった。

命名で大切な3つの要素

 私たちはネーミングに当たって「文字の意味」「音表象(物理的な音が生み出す体系化されたイメージ)」「単語または文字の視覚的な構成」の3つを重視している。ペンティアムの場合、この3つのすべてで高いレベルを実現したことで、ブランド名が自然で記憶に残り、広がりを持つものとなった。

 ペンティアムはギリシャ語で「5」を表す「penta」と、元素、例えば「ヘリウム」などの語尾につく「ium」を合わせた造語である。「インテルの第5世代のプロセッサー」と「パソコンを構成する核となる要素」という意味を併せ持つ。

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田中 孝雄 三井造船社長