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韓国が挑む世界最速のモバイル通信サービス

~超高速通信技術の商用化は成功するのか

  • 白井 良

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2006年4月6日(木)

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 韓国でこの6月、「最大19メガビット/秒」という超高速な無線通信サービス、「WiBro」が始まる。これまで ベールに覆われていた端末やサービス内容が、徐々に明らかになってきた。今後、日本の指標にもなり得る先端的な通信サービスの全貌を、現地取材でリポートする。

韓国
韓国の携帯電話ショップの店頭

 世界最速のモバイル通信サービス「WiBro」(ワイブロ)が、2006年6月にいよいよ韓国でスタートする。WiBroサービスは、無線ブロードバンドの最右翼と目されている高速無線通信システム「モバイルWiMAX」をベースとしたもの。モバイルWiMAXの実証実験やサービス化の議論は日本を含めて世界中で行われているが、商用サービスまでこぎ着けたのは、韓国が世界で初めてとなる。

  WiBroはどれだけ高速なのか。「通信速度は最大19メガビット/秒で、複数の端末が接続しても1台当たり平均1メガビット/秒で通信できる」(サービスを手がける韓国KTのジョン・グァニョン携帯インターネット事業本部事業企画担当常務)。現行の第3世代携帯電話(3G)は、最大通信速度が384キロビット/秒や2.4メガビット/秒だ。WiBroはそれに比べるとはるかに高速で、今後登場する「HSDPA(high speed downlink packet access)」(注1)に勝るとも劣らない。通信料金も従来の3Gのデータ通信サービスに比べ、大幅に安くなる見込みだ。

 WiBroサービスを手がけるのは、韓国の固定通信最大手のKTと、移動通信最大手のSKテレコムの2社である。KTは商用サービスに先立ち、4月中にも試験サービスを開始。「法人を含めた3000人のモニターに端末を貸与して、ユーザーの意見を聞く。その反応を見て商用サービスの細部を詰める」(ジョン常務)と、サービス開始に向けた準備は今まさに最終段階にあることを明かす。

ジョン氏
韓国KTのジョン・グァニョン携帯インターネット事業本部企画担当常務

 日本ではNTTドコモやKDDI、ソフトバンク、イー・アクセス、アッカ・ネットワークスなどが、商用化を視野にモバイルWiMAXの検討を進めている。3月17日には、モバイルWiMAXを含めた無線ブロードバンドについて、総務省で技術条件の検討が始まった。先行する韓国で登場する端末やサービス、直面する課題は、今後の日本や世界の指標になり得る。韓国に飛び、その実情を取材した。

サムスン電子がスマートフォン端末など開発

 これまで、韓国のWiBroがどのようなサービスになるのかは、ベールに覆われていた。だが、サービス開始を目前にして、端末、サービス内容、料金体系などが徐々に明らかになってきた。

 WiBro対応端末は、韓国サムスン電子と韓国レインコムが開発中と表明しており、展示会などで試作機や端末のモックアップを公開している(図1)。

(注1)HSDPA
第3世代移動通信システム(3G)の無線通信方式「W-CDMA」をベースに、基地局から端末への下り方向のパケット通信速度を高める技術。規格上の最大通信速度は約14メガビット/秒。

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