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韓国・現代自動車が世界のトップ5入りする日
(その2) 

  • 武谷 匡城

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2006年5月9日(火)

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モデル数とシェア

 前回のコラムで韓国の現代(ヒュンダイ)グループの世界生産台数が、2010年に約580万台まで拡大し、独フォルクスワーゲンを抜いて世界のトップ5入りすることが現実味を増してきたと述べた。その背景として、前回はヒュンダイのグローバル生産戦略について考察したが、ここでは商品戦略について触れてみたい。

 ヒュンダイが強くなった最大の要因は、商品力が格段に向上したことだ。米国の消費者雑誌「コンシューマーリポート」もヒュンダイの主力車種である中型セダン「ソナタ」を最も欠陥の少ないモデルに選んだ。ソナタは静粛性の目標をトヨタ自動車のレクサスES330(日本名ウィンダム)に置いて開発された。徹底的なベンチマークによって、日本勢との差を急速に縮めている。

 通常、商品力の強化はコスト増につながるが、そこを巧みに回避しながら、商品ラインナップを効率よく増やしてきたことが、ヒュンダイの強み。傘下の起亜自動車とデザイン開発センターを統合し、プラットフォーム(車台)の共有を始めた結果、開発期間の短縮やコスト削減につながった。2000年にはヒュンダイと起亜を合わせて15のプラットフォームを抱えていたが、2012年までに9つに削減しそうだ。その結果、1プラットフォーム当たりの車両生産台数は2000年の約16万4000台から、2012年には70万台まで拡大する見通し。規模の経済を享受するには十分な生産台数と言える。

 プラットフォームの統合は各社共通の課題である。ちなみに、トヨタの場合、中型車から大型車まで幅広くカバーできる「MC(ミディアム・コンパクト)プラットフォーム」と呼ぶ新規開発の車台を投入することで効率化を進めている。その結果、2012年には1プラットフォーム当たりの車両生産台数は約62万台程度になると予想している。1プラットフォーム当たりの車両生産台数で比較する限り、ヒュンダイはトヨタに勝るとも劣らない効率ぶりだ。

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