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需要高まるハイブリッド車

今後は北米の現地生産が伸びる

  • 武谷 匡城

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2006年5月23日(火)

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 地球温暖化問題などを背景に、需要が高まっているハイブリッド車。米CSMワールドワイドでは今後のハイブリッド車の生産台数が国別にどのように推移するかを予測している。

 2005年の時点では、全世界33万3000台の生産台数のうち、9割以上をトヨタ自動車(株価情報)やホンダ(株価情報)の国内工場が生産した。つまり、世界的に注目を集めるハイブリッド車も、ものづくりの視点で見ると、今のところほとんど日本に限られた産業である。

 しかし、今後は急速に世界展開が進む。特に伸びが目立つのは北米だ。市場の中心が北米である以上、日本の自動車メーカーは政治的な配慮の面からも、現地生産を加速しなければならない。また、フォード・モーターなど米系大手メーカーの生産も増える。全世界の生産台数が100万台を突破する2010年には、北米の生産台数が全世界の38%を占めるだろう。

 一方、欧州や中国でも、現地で生産する動きが出てきた。ディーゼルエンジンを環境対策の主力とする欧州自動車メーカーも、一部がハイブリッド車の生産に乗り出している。また、自動車の爆発的な普及により燃費改善が重要な課題になっている中国では、ハイブリッド車は環境対策の1つとして重視されつつある。トヨタが2005年末より中国にてハイブリッド車生産を開始したのに続き、中国自動車メーカーもハイブリッド車の生産を始める。

環境への優しさと「ステイタス感」が魅力

 消費者がハイブリッド車を購入する理由は何か。当然、燃費の良さはハイブリッド車のアピールポイントである。カタログによると、プリウスの燃費(日本の10-15モード燃費)が35.5km毎リットルに対し、同程度の室内空間を持つカローラの燃費は17.2km毎リットルだ。車両の価格差は65万円程度あり、年間走行距離を1万km、レギュラーガソリンの価格をリットル当たり130円と仮定して単純計算すると、ランニングコストで車両価格差を吸収するには16年かかる(実際には税金や保険により、これより短い)。

 この価格差が20万円ならば、車両価格差を5年程度で回収できることになり、消費者にとって経済性の点でもメリットが生じる。しかし、現状はそこまで価格差を縮められていない。にもかかわらず、ハイブリッド車を購入する層が存在するのはなぜか。1つには「環境に優しい車に乗っている」ことにステイタスを感じる層がいるからだろう。

 ただし、このような層だけでは大きなマーケットにはならない。ハイブリッドのもう1つの付加価値は、加速性能などのパフォーマンスにある。

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