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したたかな米IT大手の新興市場向け戦略

  • 渡辺 弘美

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2006年5月26日(金)

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 今月立て続けに新興市場のことをあらためて考えさせられる会議に出席した。

 1つは、米国のIT産業集積地であるテキサス州オースチンで5月2日から開催された世界情報技術産業会議(WCIT2006)。主催は、各国の情報サービス産業関係団体が会員となっている世界情報サービス産業機構(WITSA)である。「デジタル・アクセス」「プライバシーとセキュリティ」「21世紀のヘルスケア」と堅いテーマが並ぶが、代表的なIT企業のCEOたちが80カ国、2100名の聴衆を前に講演した。

 ITバブル期にはこのような公共性の高いテーマを議論する国際的なフォーラムが他にも盛んだったが、未だにビジネス・リーダー達のコミットメントを得ているフォーラムはWCITぐらいだろう。それは何故か。「デジタル・アクセス=新興市場進出」だからだ。

シンプルに攻めるAMD、フルスペックで攻めたいインテル

 米半導体企業AMD社のヘクター・ルイズ会長兼CEOは、同社が進める50×15イニシアティブを紹介した。このイニシアティブは、2015年までに世界人口の50%が安価なインターネット接続とコンピューティング機能を活用できるようにするというものだ。

 パーソナル・インターネット・コミュニケータ(PIC)と呼ばれる同社の簡易なインターネット接続機器を普及させる戦略である。高成長を続けるBRICsや南アフリカなどの途上国のユーザーが簡単に電子メールやWeb閲覧をすることができるという代物で、これでデジタル・アクセス問題も解決というわけだ。

 もちろん、AMD社製の半導体搭載であり、途上国特有の不安定な電力や埃に対応した設計となっている。65億人の世界人口のうち、まだ16%足らずの人しかインターネットへの接続環境をもっていないわけだから、同社が狙う市場規模は巨大だ。

 今回の会議場内に多くのPICを設置し、会議参加者たちにメールチェック環境を提供するだけでなく、会議参加者全員にPICをプレゼントするという力の入れようであった。

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