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トヨタのアキレス腱はBRICs

攻略に向け密かに進む新型世界戦略プラットホーム

  • 武谷 匡城

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2006年6月22日(木)

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 トヨタ自動車(株価)は、着実に世界の自動車市場で生産と販売を拡大してきた。とりわけ、成長の主体である北米市場での事業の伸張は際立っており、利益の7割を北米市場に依存していると言われる。フォード・モーターゼネラル・モーターズ(GM)の凋落が顕著になってきている中、北米自動車業界では雇用維持のために、トヨタの現地生産の拡大に大きな期待を寄せていることも事実だ。

 しかし、一方で今後の自動車産業の成長を担うであろうBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)においては、苦戦を強いられている。特に、インドやブラジルでは韓国メーカーや欧州メーカーの後塵を拝している状況だ。「ヴィッツ」や「カローラ」などは現地ではまだまだ高嶺の花。両国での自動車需要の中心は80万円以下の低価格小型乗用車。インドではスズキ(株価)の「アルト」やヒュンダイの「サントロ」、ブラジルではフィアットの「コルサ」などに勝てるクルマを持っていないことが大きなマイナス要因となっている。

 そこで、トヨタは2009年頃の投入を目指し、超廉価版の乗用車の開発に着手したもようだ。そのベースとなる車台は、EFC(エントリー・ファミリー・カー)あるいはNSC(ニュー・スモール・カー)と称される開発中の新型プラットホームで、ヴィッツなどのNBC(ニュー・ベーシック・カー)や新興市場向け多目的車「IMV」に続くグローバル戦略車のベースになる。特にBRICsを攻略するためのプラットホームになるのではないかと筆者はみている。

BRICsの新車需要は2012年まで年平均成長率8.6%で拡大

 世界の自動車販売台数(大型商用トラックとバスは除く)は、2005年の5946万台から2012年には7294万台まで拡大するとCSMワールドワイドでは予測している。年間平均成長率は約3%だ。その内訳を見ると、日本、北米、西欧などの成熟市場の新車販売が現在約4100万台で全世界の70%近くを占めているが、これから6年間の成長率を見ると、わずか年平均1.1%にすぎない。

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