• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

40代技術者を“未熟”と呼ぶ人材育成の不可解

製造業は「エンパワーメント」で活性化する

  • 宮田 秀明

バックナンバー

2006年6月30日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 昨年、トヨタ自動車(株価)とホンダ(株価)の幹部候補生に、それぞれ講演をする機会に恵まれた。両社とも、出席者の年齢は40~45歳、人数は35人程度であった。演題はどちらも「革新的なプロジェクトをどのようにして成功へ導くか」というもので、どちらの講演も、大変楽しく行えた。

 その理由は2つある。

 1つは、彼らと私に共通点があったこと。私たちは「動くもの」の技術者・開発者・研究者仲間なのである。私にとって、今日でも一番自信のある仕事は船の開発設計だ。大型商船でも水中翼船でもヨットでも競艇のボートでも何でも設計できると自負している。車や船といった「動くものの技術(moving technology)」には特有の難しさがあり、ともに人命を預かる技術でもある。

 楽しく講演できたもう1つの理由は、両社の中堅社員が皆、前向きで明るく、しかも優秀だったことだ。それは話を聞いている時の表情や講演後の短い会話ですぐに分かった。これほど明るく前向きな集団にはなかなかお目にかかれない。興味深いことに、トヨタとホンダの優秀な社員にはほとんど差がなかった。メンバーを入れ替えても分からなかったのではないか。

 日本の自動車産業には、トヨタやホンダのように、とび抜けて優秀な企業がある。その優秀さは、優秀な技術者に支えられていることが直観的に理解できた。若手から中堅まで、技術者たちに持てる以上の力を発揮させる、こうした経営が優秀な自動車企業のコアコンピタンスなのであろう。

トヨタ、強さの本質は3つ

 トヨタの強さは解析しつくされ、同社の経営手法は世界中に広まっているかのようだ。実際、トヨタ流の経営や生産管理を導入した企業も多い。

 しかし、プラクティスの表面的な模倣だけで、トヨタの強さを理解したり、強みを導入できたと考えるのは早計である。その1つの証左が米国の自動車大手、いわゆるビッグスリーだろう。1990年代にトヨタ方式をしっかり勉強し、導入したはずだったが、21世紀になって年々退潮しつつある。

 私はトヨタの強さの本質は次の3点にあると思っている。

コメント2

「宮田秀明の「経営の設計学」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

現在の携帯電話は、昔の電話と比べて100倍豊かでしょう。クルマもきっとそうなります。

ジェンスン・フアン エヌビディア創設者兼CEO(最高経営責任者)