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日本のメディアよ、座して死を待つのか

米メディアが次々とネット企業に触手

  • 渡辺 弘美

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2006年7月13日(木)

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 今月号のワイヤード(WIRED)誌上で、恒例の同誌が選ぶ成長企業40社のリストが発表された。1位は米グーグル、2位は米アップル・コンピュータ。昨年の順位と入れ替わったものの、両者の地位は盤石だ。今回の注目株は、初登場でいきなり9位に登場したメディア・コングロマリットのニューズ・コーポレーションである。

 今月号の同誌の表紙は、「10代のアイドル(Teen Idol!)」とのキャッチコピーとともに、同社会長兼CEO(最高経営責任者)であるルパート・マードック氏の全身写真で飾られている。なぜ75歳にもなるメディア王が10代のアイドルなのか。それは同社が昨年5.8億ドルで買収したマイ・スペース(My Space)が爆発的な人気サイトだからだ。

 マイ・スペースは8500万人を超えるユーザーを抱えるヤフーに次ぐ人気サイトに成長した。当初は、ソーシャル・ネットワーキング・サービスから出発したが、今では、音楽やビデオ・クリップの評価情報やクラシファイド情報など若者のポータルサイトと化している。

 最近、「マイ・スペースが日本上陸」と報道されたが、既に日本の若い女性達は米国のマイ・スペースにアクセスし、英語で自分のプロフィールを掲載している。一部の企業は個人プロフィールならぬ、企業プロフィールを投稿し、若者向けの広告ツールとして利用するまでになっている。

 では、ニューズ・コーポレーションは、マイ・スペースを使って何をやるつもりなのか。最近、同社傘下のFOXテレビの人気番組をマイ・スペースで有料(一部無料)配信することになった。マードック氏がマイ・スペースを新たな商業媒体として位置付けている戦略が伺い知れる。

 米国では、メディア企業がインターネット・ポータル企業に注目し始めたのはこれが最初ではない。

 昨年2月には、米大手新聞社ニューヨーク・タイムズが、米出版社のプリメディア傘下の情報提供ポータル・サイトであるアバウト・ドットコム(About.com)を提供するアバウトを4.1億ドルで買収した。About.comは日本にも姉妹サイトがあるが、専門家を500人以上抱え、ビジネスから、IT、教育、健康、スポーツなど、あらゆる分野の情報を専門家の声として提供している。

 また、本年3月には、米3大ネットワークの1つNBCが、女性に人気のポータル企業アイ・ヴィレッジ(iVillage)を6億ドルで買収した。iVillageは、女性向けの健康やエンターテインメント、ファッションなどのコンテンツを有し、1400万人のユーザーを抱えている。

 さらに、世界的なポータルに成長した米アップル・コンピュータのアイ・チューンズ(iTunes)には、3大ネットワークを始めとする米メディア企業が、150以上もの番組を供給するまでになっている。

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