• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ルノー・日産連合とGMの提携効果は

リッターカーに注目

  • 武谷 匡城

バックナンバー

2006年7月19日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 米ゼネラル・モーターズ(GM)の取締役会は、仏ルノー日産自動車連合と提携交渉に入った。資本提携が実現すれば、2006年の世界生産台数は3社合計で1470万台と予測され、トヨタグループの900万台を大きく引き離し、巨大グループが誕生する。

 しかし、資本提携に至るまでにはかなりの紆余曲折が予測される。7月10日付の日経ビジネス誌の記事「ルノー・日産が図るGM救済」の中で「ルノー・日産が提携や出資を進めるためには、GM経営陣の合意に加えて、3つのハードルを越えなければならない」とある。1つ目に、この提案がトラシンダ(米GMの大株主である投資会社)の単なる株価浮上策でないことの確認、2つ目に、トラシンダは保有するGM株を再建が軌道に乗るまで持ち続けること、そして3つ目は、投資基準の検証、つまり資本提携を進めるためには、ルノー・日産連合は株主に対して明確な説明を必要とするということだ。

 GMはパワートレインや車両開発、販売でどのような提携効果があるのかを前提として、ルノー・日産連合との提携協議が進められると思うが、一方で、GMは北米事業の再建、グローバルプラットホームの開発や展開、元子会社で経営再建中の米自動車部品大手デルファイの債権処理、2007年の全米自動車労組(UAW)との交渉など、多くの重要な懸案事項に取り組んでいる最中だ。GMが現在抱えているこうした諸問題が枷になり、リチャード・ワゴナー会長を筆頭とするGM経営陣の焦点が定まらず、ルノー・日産連合との提携が一気呵成に進むとは考え難い。

もしも提携が実現したならば

 潤沢な資金力を背景に、あらゆる先新技術開発の領域に継続投資しているトヨタ自動車に対抗できるほどの開発力を有する自動車メーカーは今現在、存在しない。GM-ルノー・日産連合にとって、潜在的にコスト削減効果及び提携効果が存分に期待できる領域は、パワートレイン開発、エレクトロニクス開発、安全及び環境技術開発だ。

 一方、GM、ルノー・日産の両社は、2010年から2012年頃までの多くの主要な次期モデル開発に関しては、既に多額の投資を行っており、車両やプラットホーム開発も進行中だ。従って、短・中期のモデルサイクルは既に確立され、現実的にプラットホームの統合は考え難い。

コメント0

「武谷匡城の「数字で見る自動車業界の未来」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

もう中山素平のような人物が銀行の頭取という形で現れることはないだろう。

佐藤 康博 みずほフィナンシャルグループ社長