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トヨタとホンダで動き出した21世紀型生産改革

  • 池原 照雄

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2006年8月8日(火)

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 トヨタ自動車ホンダが国内工場を舞台に革新的な生産ラインの構築に着手した。トヨタは全面刷新する主力の高岡工場(愛知県豊田市)を、ホンダは埼玉県に新設する寄居工場(寄居町)を「生産改革」の場とし、いずれも2010年までに新ラインを稼働させる。先端技術を駆使して高い品質や柔軟性、効率性を追求、自動車産業だけでなく世界の製造業にも影響を与えるモノづくり拠点となろう。

 トヨタの高岡工場は、生産能力が年65万~70万台と同社の単一工場では国内外を通じて最大。今年で誕生40周年を迎える「カローラ」生産のために、本社、元町に次ぐ3番目の組立工場として1966年に操業開始している。

カローラの高岡工場が40年目の大刷新

 少し余談になるが、OBのSさんから聞いた話。高岡の新設にはまだ20代だった張富士夫会長も関与している。管財部門に所属した張会長は高岡の用地買収を担当、すべての買収が整った日、大学の後輩でもあったSさんに、にっこり話しかけた。

 「終わったよ。とろこで柿がなっていたな。あそこももうウチの土地だから、もいでこないか」。Sさんは同僚とともに文書運搬用の箱を持って収穫に出かけ、みんなで秋の味覚を楽しんだという。今年、生産台数が世界一になろうとするトヨタだが、当時はまだ50万台にも満たない時代。周囲を和ませる張会長らしいエピソードであり、町工場的な当時の職場の雰囲気も伝わってくる。

 その高岡はカローラを通じて日本のモータリゼーションと海外市場を切り拓き、20世紀におけるトヨタ躍進の基盤となったのは周知の通りだ。今回のリニューアルによって21世紀型のトヨタ生産システムを構築、「モノづくりの革新拠点」(渡辺捷昭社長)を託される。

トレーサビリティーによる品質保証

 刷新では3本の組立ラインを2本に再編、既に着手している第1ラインは2007年夏に稼働させ、もう1本は2009年から2010年に完成の予定だ。渡辺社長は「部品から完成車まで各工程スルーで品質を確保する新しい品質保証システムを導入する」と、新ラインの一端を紹介している。

 これは何もRV(多目的レジャー車)を巡る欠陥放置の疑いが持たれているからでもない。「品質は工程内でつくり込む」というトヨタ生産方式のベースを、最新の情報技術などを駆使し、もう一段高いレベルを追求するというものだ。

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