• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

アナタハ「ロングテール」ヲ信ジマスカ?

Long Tailは大風呂敷(Long Tale)? WSJがバッサリ

  • 市村 佐登美

バックナンバー

2006年8月8日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「Web2.0」と「ロングテール」さえ覚えておけば世の中怖いものなし。米国では7月に出た書籍、その名も『The Long Tail』がやっぱり快調な売れ行きでトップセラー。ところが、「ウォールストリート・ジャーナル」のコラムニスト、リー・ゴームズ氏が7月26日付紙面で、その信憑性に疑問を投げかけた。ロングテールは過剰申告なのか?

ロングテールは大風呂敷

 “ロングテール”とはご存じの通り、2004年10月にワイヤード編集長クリス・アンダーソン氏が同誌に発表した記事から生まれた言葉だ。発表直後から反響がすさまじく、右も左もロングテールなこの世の状況に「同誌始まって以来の発明語」と騒がれた。

 売れない日陰の商品(tail=尻尾)も、在庫底なしのネットでなら買い手に巡り会える。日陰が束になってかかれば日なたのヒット群(head=頭)をボリュームで凌駕する時代がくる--骨子は、CNET米国版7月17日掲載の著者インタビューにやっと邦訳が出たので参照されたい。本ウェブサイトでも御立尚資氏が先月「ロングテール礼賛を超えて」と題し「尻尾より背中」と面白いことを書いておられる。

 しかしながら、ゴームズ氏の記事は「礼賛を超えて」などという穏やかなものではない。「『尻尾が頭を追い抜く』というのは、話としては素晴らしい。だが世界中、どこを探してもそんな事実はない。ロングテールは誇大広告であり実態とかけ離れている」とバッサリ切り捨てたのだ。

「98%の法則」は2年古い

 『The Long Tail』の序章でアンダーソン氏は、2年前に音楽配信企業Ecastに取材した際、「カタログ収録曲の98%は四半期に1度は再生されている」と聞き「パラダイムの転換」を来すほどの強い衝撃を受け、これを「98%の法則」と呼んだ。それが本著執筆のキッカケと述べている。

 この冒頭の下りに関しゴームズ氏は「2年前より在庫がだいぶ増えた今のEcastに取材してみたが、四半期に1度も再生されない曲の割合が2%から12%に増えていた」と指摘。収録110万曲の音楽配信業者、ラプソディーではもっとえらいことになっていた。

コメント3

「シリコンバレーで昼飯を」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

人々が働きたいという会社になるには 「働きやすさ」と「働きがい」、この2つが必要だ。

川野 幸夫 ヤオコー会長