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九大が次世代のスーパースター研究者を育成

  • 丸山正明

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2006年8月8日(火)

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 九州大学研究戦略委員会(委員長=村上敬宜副学長)は「次世代研究スーパースター養成プログラム」という若手研究者向けの新制度を7月1日に発表した。将来の日本の研究開発リーダー候補者と見込んだ若手研究者を、約5年間にわたる少数精鋭教育によって、自他ともに認める逸材に育成しようという野心的なプログラムである。

 同プログラムが終了する2011年3月に、育成した若手研究者の研究能力を審査し、次世代研究スーパースター候補にふさわしいと判断された者を、九大の“准教授”に採用する(注1)。大学の助手、講師という従来の職制を飛び越し、約5年間でいきなり准教授に就任できるのは、かなり魅力的である。准教授に採用されると、一層優れた研究環境を獲得でき、優れた研究成果を上げやすくなり、専門の学術分野の研究開発リーダーとして歩み始めることになる。

30~31歳の若さで九大の「准教授」になれる

 今回公募した人数は合計16人である。締め切りは8月31日だ。応募資格は就任時点で原則35歳未満で、博士号を持ち(2006年度中に取得予定者も含む)、研究業績が優れていることなど。2006年10月から2011年3月までの5年度にわたる採用期間中は、他大学や公的研究機関、企業などに所属できず、九大の専任職員となることも採用条件の1つである。企業などからの出向は認めないということだ。

 計算上は、博士号を取ったばかりの26~27歳の若者が、30~31歳の若さで九大の准教授になれる(大学・大学院で飛び級をしている者はもっと若い年齢で准教授に就任できる)。大学の教員・研究者を目指す若手研究者にとっては、かなりの厚遇である。

 九大が好条件を提示したのは、「我こそは次世代の研究スーパースター候補にふさわしい」と、腕に自慢の優秀な若手研究者が多数応募してくるのを狙ってのことだ。優秀な志願者を多数集め、少数精鋭教育に値する候補者を選ぶことが、次世代研究スーパースター養成の第一歩になるからだ。

九大が重点を置く6つの研究プロジェクトで養成

 候補者は採用されると、“スーパースタープログラム学術研究員”(SSP学術研究員)と呼ばれ、「特任助教授」の肩書きで九大が進めている6つの研究プロジェクトに配属される(表1)。

九州大学
<表1>  “スーパースタープログラム学術研究員”(SSP学術研究員)を採用する九大の6つの研究プロジェクト。今回の募集終了後、2007年4月1日の着任予定でプロジェクトDは2人、Eは1人を九大の経費で追加募集する予定

 例えば、「時空間階層生命科学」プロジェクトは、スーパースタープログラム学術研究員を4人公募した。同プロジェクトは、生物が原子レベルから細胞、生体組織レベルまでの多様な時空間スケールで、高度で多彩な生命現象を営んでいることを、従来の学術分野・枠組みを超えて明らかにする。物理や化学が専門の教員・研究者が生命科学の基盤研究を担う点が特徴である。

(注1)「准教授」は平成19年度に設けられる新しい教員の職制。現在の助教授は教授を教育・研究面で助ける役割であるのに対して、准教授は優れた教育・研究能力を持つ者が就任する。その中から、より優れた教育・研究業績を持つ者が教授に昇進する。

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