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「オープンソース・ハードウエア」に注目

長期的に取り組む課題として大いに価値あり

  • 大澤 弘治

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2006年8月22日(火)

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 7月下旬にオールウェイズオン・スタンフォード・サミットというカンファレンスに参加した。オールウェイズオンは、「レッド・ヘリング」というハイテク誌を創刊したトニー・パーキンス氏が、4年前に新たに立ち上げたブログ・サイトである。このカンファレンスはスタンフォード大学との共催で、今年で4回目となる。

 会場となったスタンフォード大学に詰めかけたのは500~600人だが、このサミットではリアルタイムで講演内容をウェブキャスティングしており、昨年は107カ国から2万8000人以上の人が視聴した。また、参加者や視聴者が、講演内容に関してリアルタイムにチャットを通じてコメントし、その内容がステージの横に設置された大型モニターに映し出される。そのため、講演者にとっては話の内容が瞬時に評価される厳しいカンファレンスでもある。

 今年のカンファレンスは、スタンフォード大学の学長であり起業家としても著名なジョン・へネシー氏の基調講演で幕を開け、今話題の動画投稿サイトであるユーチューブ、オープンソース・ウェブ・ブラウザのモジーラ、アプリケーション・サービス事業の雄であるセールスフォース・ドットコムなど、ネット分野で注目を集める多くの企業のトップが参加した。

 主なトピックスとしては、「バイラル・マーケティング(口コミマーケティング)」、「オープンソース・ソフトウエアを基礎としたビジネスモデル」、「ブログを活用したダイレクト・マーケティング手法」、「動画投稿サイトにおける著作権問題」「マッシュ・アップ(既存のウェブ・サービスを複数組み合わせて新たなサービスを形成すること)」などが議題に上がった。確かにいずれも注目を集めている分野だが、全体的には古くて新しいトピックスといった印象だった。

 むしろ、主要な議題ではなかったが、興味を引いたのは「オープンソース・ハードウエア」という概念である。

 リナックスに代表されるようにソフトウエアのオープンソース化が進展しているのはよく知られている。だが、現在のところ、ほとんどハードは各社の独自仕様に基づいているため、オープンソースのソフトも結局、各ハードに対応させる作業が求められている。そこで、ソフトだけでなく、ハード分野、特に半導体の世界でもオープンソース化を実現できないかという試みが、オープンソース・ハードウエアである。

 これまでに、オープン・ハードウエア(半導体開発において、回路設計やHDL(ハードウエア記述言語)コードを共有するプロジェクト)、オープンコア(オープンソースベースの論理回路デザインをサポートするWishboneというバス仕様を提唱するグループ)、OpenRISC(オープンソースベースのRISC CPU開発プロジェクト)など幾つかのグループが立ち上げられているが、プロジェクトのベースとなる個々の技術者からの貢献が盛んには行われていない為に、大きな動きとしては認知されずにいる。

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