• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

成功するか、「患者も加入できる糖尿病保険」

潜在対象者は1600万人、50代男性では4人に1人

2006年8月23日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 東京海上日動火災保険が、新たな保険商品の開拓に挑んでいる。2005年10月に発表した糖尿病専用医療保険がそれだ。生命保険でも損害保険でもない第3分野の医療保険に属するもので、糖尿病では業界初となる。がん保険などの医療保険は普通、患者になったら契約できないが、この保険は糖尿病が疑われる人ばかりか、治療中の患者も契約できる点が大きな特徴。

 加えて、保険金の支払いだけに留まらず、保健師や看護師らの予防サービスも受けられるのも特徴の1つ。潜在対象者は、糖尿病の可能性を否定できない人まで含めると1600万人規模に上る。50代男性では4人に1人がターゲットだ。母数は十分すぎるほどだが、果たして新機軸に挑む意欲作は成功するのだろうか。

「付帯」の予防サービスが「主役」に躍り出る

 商品名は、「グッドトゥモローズ」(糖尿病特定障害保険)。保障内容は、特定障害一時金と入院保険金からなる。特定障害一時金は、糖尿病の合併症のため視力障害や人工透析、あるいは壊疽による足指切断の障害が発生した場合に、500万円が支払われる。入院保険金の方は、脳卒中や虚血性心疾患、ガンで入院した場合に、入院保険金が日額5000円を1日目から支払われる。

 保険期間は1年間で、3年間は契約が自動更新される仕組み。保険料は、年齢や症状などの条件で異なるが、糖尿病の発症が懸念される人の場合は平均保険料が月約4000円、糖尿病で治療中の場合は平均保険料月1万円前後と見込んでいる。

 注目の保健師や看護師らの予防サービスでは、治療中の患者に対しては通院継続支援サービスを、糖尿病の発症が懸念される人向けには生活習慣改善支援サービスを提供する。

 具体的には、通院継続支援サービスでは、電話や電子メール、手紙などを介して、患者との定期的なコミュニケーションを図り、医師の指示に基づく療養の継続を支援する。また、生活習慣改善支援サービスでは、電話や電子メール、手紙などを通じて、利用者が設定する生活習慣改善の目標を達成するためのサポートを行う。このほか共通サービスとして、24時間365日いつでも相談ができる電話健康相談や季節ごとの食事レシピ、運動、糖尿病の最新情報などの情報提供も行う。

 こうした予防サービスは、民間の医療保険につきものの付帯サービスだが、グッドトゥモローズでは「主役」に位置づけているのが注目点だ。「事前の事故防止サービス・事故後のケアサービスとの融合」を新商品の開発目標に掲げる同社にあって、グッドトゥモローズは象徴的な商品の1つ。「事前の予防サービス」と「事故後の保障」は、車の両輪をなすものなのだ。

コメント1

「医療・バイオ「話題の核心」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック