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【第2回】王者ドコモのKDDI対抗策
エリア拡大と決済事業に活路

  • 稲川 哲浩

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2006年10月10日(火)

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 移動通信業界ではここ数年間、大容量伝送が可能でパケット通信料を安くしやすい移動通信方式「CDMA2000 1xEV-DO Rev.0」(EV-DO)を採用したKDDIが、「着うたフル」など大容量コンテンツの配信サービスを武器に加入者数シェア(市場占有率)を拡大している。

 これに対してNTTドコモは、第3世代移動通信(3G)サービス「FOMA」において2006年3月からパケット通信の定額制プランを安価な通話プランと組み合わせられるようにし、同8月にはEV-DO方式と同等の伝送能力を持つ方式「HSDPA」を導入した。それと同時に、「着うたフル」のサービスをHSDPA対応電話機とFOMA対応の一部機種を対象に開始した。

無線伝送の高速化は慎重に展開

 さらに今後は、深夜に長時間、高音質の楽曲をダウンロードできるサービス「ミュージックチャネル」を、HSDPA対応電話機向けに提供する予定である。しかしNTTドコモの計画によると、これらのサービスを利用できるHSDPA対応電話機は2007年春まで、「N902iX」の1機種に限られる。

 NTTドコモはこのほかにHSDPA対応端末としてデータ通信カード「M2501」を提供しているだけで、その後も2007年春に2機種を追加するにとどめる計画だ。KDDIはHSDPAと同等の伝送能力を持つ「CDMA2000 1xEV-DO」方式に対応する端末を、既に約40機種提供している。また、NTTドコモのHSDPAサービスが使えるサービスエリアの人口カバー率は2006年度末に70%、2007年度末に90%以上というスローペースな計画になる。

 このように、NTTドコモのHSDPAサービスの提供計画はやや消極的といえる。その背景には、総務省による800MHz帯の周波数再編に協力して、ぎりぎりの周波数を使って約2371万件(2006年8月末時点)の第2世代携帯電話(2G)サービス「mova」を使う既存ユーザーをFOMAに移行させなければならないという事情もあるとみられる。

 FOMAに移行するユーザーを800MHz帯でも収容していく計画だが、既に割り当てられていた周波数のすべてを自由に使えるわけではなくなり、現在は新規に取得した1.7GHz帯の周波数も使って移行を進めている。このように、周波数に不足感のある状況では、より多くの周波数帯域を必要とする高速化を早期に進めることが困難とみることもできるだろう。

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