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偉大なるかな、ケビン・ベーコン

  • 須田 伸

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2006年10月10日(火)

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ケビン・ベーコン・ゲーム

 ハリウッド俳優のケビン・ベーコンは、「あらゆる役者がケビン・ベーコンを中継点にするとつながる」と言われるほど「過去の共演者リストの豊富さ」で有名です。たとえば大物女優のジュリア・ロバーツとメリル・ストリープが共演した作品はありませんが、ケビン・ベーコンを中継すると、ジュリア・ロバーツが『フラットライナーズ』(1990年製作)、メリル・ストリープは『激流』(1994年製作)でそれぞれ共演しており、つながるのです。

 この「ベーコンつながり」に注目した3人の大学生が1994年に開発したのが「ケビン・ベーコン・ゲーム」です。ゲームのルールは、役者の名前をあげて、彼もしくは彼女が出演した映画の共演者から辿って、ケビン・ベーコンに行き着くまでの数字を競うというもの。例えば、今や日本人ハリウッドスターとなった渡辺謙さんの場合、

・『バットマン ビギンズ』でサラ・ウォーターリッジと共演
・サラ・ウォーター・リッジは『秘密のかけら』で、ケビン・ベーコンと共演

 ということで、2ステップでベーコンとつながり、「ベーコン指数2」となります。
 
 ちなみに先日亡くなった霊界とつながりを持つ俳優こと丹波哲郎さんと、『男はつらいよ』シリーズで多くのマドンナ女優と共演した渥美清さんは共に「ベーコン指数3」です。他の役者のベーコン指数が知りたくなった方は「The Oracle of Bacon at Virginia」で試してみてください。

 (ご存知の方も多いと思いますが、「ケビン・ベーコン・ゲーム」は、世界中の任意の2人は、間に5人をはさめば結ばれるという「Six degrees of separation」理論のパロディ的存在です)

コネクターという価値

 広告に関するコラムから映画コラムに変更したわけではありません。ケビン・ベーコン・ゲームを紹介した理由は、先週取り上げたクチコミキャンペーンでもそうでしたが、大勢の人とのつながりを持つ「コネクター」をつかまえることが、今日のマーケティング上の重要な課題になっているからです。

 せっかく多額のメディア費用をかけてマスにリーチして商品をアピールしても、コネクターが「これはダメだよね」と発信すると、すべてが台無しになってしまう。その構図自体は昔から存在したのですが、その波及スピードと影響力が、インターネットの進化とともにかつてないレベルに上昇しています。

 また、モノが溢れる社会においては、機能的価値と同時に、時にはそれ以上に情緒的価値が求められ、普段から共感しているコネクターの一言は大きく影響します。自分たちの商品やサービスを支持してくれるケビン・ベーコンが欲しい! と今日のマーケッターが願うのは至極当然のことです。

ケビン・ベーコンへの道

 ではネット上のケビン・ベーコンになるためにはどうすればいいのでしょうか? 次に私が「こうじゃないかな?」と考えるコネクター三か条を紹介します。

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