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フェラーリに魅せられた我が上司たち

  • 河岡 徳彦

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2006年10月25日(水)

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 誰にでも「いつかは乗ってみたい」と憧れる車があることと思います。たいていの場合は、値段が高くて手が届かない高級車です。ということはお金があればその車に乗れるわけですが、一方、お金があっても入手できない車があります。そういった車に憧れると、乗ってみたい、手に入れたいという気持ちが余計に高まるものです。

 国内外問わず、自動車メーカーで働くデザイナーたちにも憧れの車があります。今回は、私が外国メーカーで働いていた頃の上司たちがどんな車に憧れていたのかをお教えしましょう。

 1970年代初頭、私はアダム・オペルAGで働いていました。最初の上司はチャック・ジョーダンという人でした。私のポートフォリオと履歴書だけで採用してくれた恩人です。彼は「フェラーリ 250GT ベルリネッタルッソ」が欲しくて欲しくてたまりませんでした。長い間、持ち主のオペラ歌手を口説き続け、親会社のゼネラル・モーターズ(GM)へ帰任する時にやっと手に入れることができました。

会社に車を持ち込んでレストア

 2代目上司はデーブ・ホールスです。彼はアメリカの華、1935年製の「オーバン スピードスター ボートテール」に憧れていて、ヨーロッパ在任中、貴重なアメリカ車がまだ多く残っていたベルギーを中心に偵察して狙っていました。そしてアントワープ近くで見事に発掘に成功しました。

 それで終わりではありません。なんと彼は発掘した車を会社の中に持ち込み、うれしそうにレストアを始めました。職場に自分の車を持ち込んでレストアするなんて、どう考えても問題になりそうですが、当時は博物館クラスの車はデザインの参考車として容認されていたのか、レストアの進捗を日々見ることができました。

 オーバン スピードスターが過去のカーデザインのベンチマークだったとすると、現代のベンチマークになるのは、何と言ってもフェラーリでしょう。当時からGMのデザインディレクターたちは、みんなフェラーリが大好きでした。

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