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【第5回】第4世代の主導権は?標準化争い本番へ

ドコモは4Gでクアルコム技術からの脱却目指す

  • 稲川 哲浩

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2006年10月30日(月)

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 前回は、クアルコムによるCDMA(符号分割多元接続)関連特許の掌握に対して、携帯電話事業者や通信メーカーなどがインテルの推進するIEEE802.16e規格の普及を後押しすることで対抗しようとしている構図に触れた。こうしたクアルコムの特許を巡る業界での綱引きが表面化したのは1990年代後半のことだ。

 当時はITU-R(国際電気通信連合無線通信部門)が第3世代移動通信(3G)システム(IMT-2000とも呼ぶ)の標準規格の策定を進めており、3Gサービスのデータ通信能力を最大化するにはCDMA技術を採用すべきという見方が主流になっていた。

 そこで、既存のGSM方式を使う第2世代携帯電話の勢力を拡大したい欧州メーカーと、W-CDMA方式に対応する3Gサービスを世界規模で普及させたい日本の通信事業者やメーカーなどが手を組んで、クアルコムのCDMA技術とW-CDMA技術は別のものと主張する局面もあった。

 しかし、そうした動きに対してクアルコムが自社特許の厳格な開示条件を示したことにより、他社がCDMA特許料の支払いにしぶしぶ合意したという経緯がある。

 現在起こっている反クアルコムの動きはこうしたITUでの標準化に端を発しているが、次の第4世代移動通信システム(IMT-Advancedとも呼ぶ)の標準化を巡る主導権争いも水面下で進展している。

ITUは次世代方式「IMT-Advanced」用の周波数を来秋に決定

 ITUは第4世代移動通信システム「IMT-Advanced」において、低速移動時で最大1Gb/s程度の伝送速度を、高速移動時で最大100Mb/s程度を実現することを目指している。

 今後は「CPM-07」という準備会合を開催して割り当てる周波数を内定し、2007年10月から開催する「WRC(世界無線会議)-07」において割り当てを決定する予定だ。日本代表団は3400M~4200MHz(800MHz幅)と4400M~4990MHz(590MHz幅)の分配を提案している。

roadmap1

 また、3G仕様の策定を手掛けてきた国際業界団体「3GPP/3GPP2」も、IMT-Advancedの勧告化を視野に入れた取り組みを進めている。まずW-CDMA関連仕様を担当する3GPPは、3.5世代向け仕様のHSDPAやHSUPAに続いて、OFDMA(直交周波数分割多元接続ベースの次世代規格「3G LTE(Long Term Evolution)」の標準化を進めており、2007年9月に完了する予定だ。

 一方でCDMA2000関連仕様を担当する3GPP2は、「3.5世代」と呼ばれる「1xEV-DO rev.A/B」(DOrA/DOrB)に続いて、OFDMAベースの次世代規格「1xEV-DO rev.C」(DOrC)の標準化を進めており、2007年4月に仕様を完成させる予定である。

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