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「4強」時代の到来を告げるスズキの実力

  • 池原 照雄

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2006年11月7日(火)

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 軽自動車などスモールカーを得意とするスズキが急ピッチで業容を拡大している。2007年3月期は連結売上高が初の3兆円に乗る。25年ぶりとなる国内工場の新設や海外工場の能力増強で、2009年度には世界生産(OEM=相手先ブランド生産含む)を300万台に拡大する成長路線を描いた。日本メーカーのグローバルプレーヤーは「大手3社」から「4強」の時代に入ろうとしている。

 最近のスズキの躍進を象徴したのが、今年度上期(4~9月)の国内生産実績だ。大手3社の日産自動車に2万台弱の差をつけて初めて3番手に浮上した。日産は73年の歴史で、初の4位後退とされる。国内販売でも年初から10月までの累計でホンダをわずかにリード、トヨタ自動車、日産に次ぐ3位につけている。

 スズキは1日の中間決算発表の席上、今期の売上高予想を期初の2兆8000億円から、3兆円へと上方修正した。1兆円企業の時代は12年続いたが、2002年度に到達した2兆円はわずか4年で通過する。現行の5カ年中期計画で2009年度だった達成目標が3年前倒しされることになった。

小型車でグローバルに勝負

 スズキといえば軽自動車ナンバーワン企業としてのイメージが強いが、それは国内のことであって、軽よりサイズが大きく世界に通用する小型車での開発力をつけたことが躍進の原動力となっている。

 2004年に投入した「スイフト」や、今年の新モデル「SX4」が相次いでヒットとなり、欧州向けなどに生産が追いつかない状況にある。このため、今夏には国内トップシェアを33年続けてきた軽自動車を減産、余力を小型車の供給力に回す決定を下した。

 鈴木修会長は長年「軽のトップは譲れない」と、そこにスズキの存在意義を求めてきたものの、あっさりと撤回した。ダイハツ工業との首位争いは一時休戦を決め込んだ。日本市場に限られる軽自動車でお山の大将を守るより、グローバルに打って出る絶好のタイミングとの判断だ。

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