• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

自転車が消えた中国の凄味

宮田教授、大連を行く

  • 宮田 秀明

バックナンバー

2006年11月10日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 なかなか海外に行けない。

 ローマへの出張をキャンセルした後に来たのは、モナコのボートショーへの誘いだった。世界で一番豪華な遊び用ヨットのショーが、年に1度、モナコで行われる。最も高価なヨットは100億円くらいになる。このモーターヨットのビジネスに参加するプロジェクトへの誘いでもあった。魅力的な話だったが、国内での仕事が忙しく結局行けずに終わった。

 先月、久しぶりに海外出張に出かけることができた。中国・大連である。近いので2泊3日も可能。中国の物流と港湾の現状を自分の目で見て、ついでに大連理工大学を訪問するのが目的だった。

小さな小さな有料トイレ

 海外出張に限らないが、人は意図しないものや意図しない出来事から強い印象を受けてしまうことがある。今回の出張で出くわした出来事では、旧日本人住宅地の小さな観光地にある公衆トイレが妙に印象に残った。

 欧州でよく見る有料の公衆トイレだった。日本でも、駅などでときどき見かける。ところが大連で見た有料トイレは、欧米や日本で見るものとは印象が大きく異なった。

 とにかく規模が小さいのである。これまでに経験したことのある有料トイレは、いずれもターミナル駅などにある結構大きなものだった。だが、大連のそれは、男性トイレの広さから類推するに、同時に利用できる人数が男女合わせて10人未満だっただろう。

 銭湯の番台のように男女の入り口の真ん中に白衣の女性がいる。40代くらいだろうか。料金は5角(10角=1元)という。日本円にすると約8円である。その日は出張の最終日で、帰路に就くため空港に向かう途中だった。ポケットを探ると10元札しかない。仕方がないので、それを渡すと女性は9元5角のお釣りを支払うために、コインを一生懸命に集めて私に渡そうとする。

 1日に何人の客がいるのだろう。観光地とはいえ、100人ということはなさそうだった。せいぜい30人くらいではないだろうか。釣り銭を集めるのは大変そうだったが、白衣の女性は大切そうに私の方に差し出した。

「宮田秀明の「経営の設計学」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

お客様が低価格に慣れてきている。

片岡 優 ジェットスター・ジャパン社長