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オープンソース・ソフトウエアを巡る構図の変化

  • 渡辺 弘美

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2006年11月22日(水)

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 「オープンソース・ソフトウエア(OSS)」(誰もが自由にソフトウエアの設計図であるソースコードを入手し、自由に改変でき、自由な再配布が保証されているソフトウエア)と言えば、「プロプラエタリなソフトウエア」(改変や再配布が禁止されている商用ソフトウエア)の対極にあるため、これまで「OSS開発コミュニティー(+彼らを支援する企業)vs.マイクロソフト」という構図で捉えられてきた。

 しかし、最近、この構図に2つの変化が見て取れる。

 第一の構図の変化は、11月2日に発表されたマイクロソフトとノベルの提携によるものだ。この提携は、ビジネス界からもOSSの開発者コミュニティーからもサプライズの目で受け止められている。なにせ、マイクロソフトとノベルとは互いに訴訟を繰り返してきた仲である。

 今回の提携内容は、マイクロソフトのウインドウズと、ノベルのOSSであるスーゼ・リナックス(SUSE Linux)の両方を顧客が容易に利用できるようにするための技術(仮想化技術など)を共同で開発したり、マイクロソフトがスーゼ・リナックスに対してマーケティングと販売面での支援を提供したりするというものだ。

 この提携で、マイクロソフトは、今後5年間にライセンス料金や販売・マーケティング費用などでノベルに総額4.4億ドル支払い、ノベルも5年間にわたり売上高の一定割合をマイクロソフトに渡すという。

 マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー氏は、今回の提携は、ウインドウズとリナックスの相互運用性を高めて欲しいとの顧客の要望が背景にあると説明している。

 今回の提携は、ノベルとの独占的な提携ではないとは言え、結果的には、マイクロソフトはリナックスのディストリビュータであるレッドハットに対抗するために、ノベルと手を組む道を選んだことになる。

 ノベルにとっても、スーゼ・リナックスのシェアを伸ばしたいという点でマイクロソフトの戦略と利害が一致し、マイクロソフト製品が使えるという安心感を顧客に与えることができるという点を重視したのだろう。

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