ソフトバンクと手を組み日本に上陸した世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、「MySpace」。2003年7月の設立からわずか3年強で1億2500万人以上のユーザーを集め、世界最大のコミュニティーの座を不動のものとしている。アクセス数でも米ヤフーに次ぐ、世界2位だ。 この巨大サイトを作ったのは、米国のネット企業で同僚だった、クリス・デウォルフCEO(最高経営責任者)と、トム・アンダーソン社長。米グーグルを共に創業したラリー・ペイジとセーゲイ・ブリンよろしく、今もなお二人三脚の経営を続けている。その2人が目指す場所はどこなのか。日本法人の香山誠社長も交え、インタビューした。(聞き手=日経ビジネス 井上理、写真=都築雅人)
── 日本版を開始して間もないが、手応えは。
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デウォルフCEO 日本版のサービスを開始する以前から、既に米国版のサービスに登録する日本人ユーザーがいた。登録者数は1日当たり400人程度だったが、日本版を開始して以降、1日当たり8000人と20倍まで増えている。出だしのペースとしては好調だよ。
── 米国版のサービスに登録していた日本人ユーザーは、累計でどのくらい存在したのか。
アンダーソン社長 海外に住んでいる日本人や、英語の楽曲を楽しみたい日本人などを合わせ、30万人くらいはいた。
── 日本で570万人以上のユーザーを抱えているSNSとして「mixi(ミクシィ)」がある。ミクシィについて、どのような認識を持っているのか。
デウォルフCEO 日本に来てからずっとミクシィと比較し続けられているけど、僕らの目線はもっと上にある。常に考えているのは、日本のユーザーがオンラインでどんな活動をしているのか、何を望んでいるのかであって、ことさらミクシィだけを気にしたことはない。
香山社長 ミクシィの新規登録者数は、100万人を達成した時点で、1日平均5000〜6000人。現時点でも、1日平均1万7000人程度だと聞いている。このまま行けば我々はもっと早いペースで成長できちゃうねという感じ。ミクシィのキャッチアップは一瞬で終わるかなと。
マイスペース日本法人はサービス開始以降、「公表できる段階ではない」として日本人のユーザー数を公表していないが、推測は可能だ。日本版に登録すると友達リストに自動的に加わるマイスペースの日本担当のスタッフがいる。彼の友達の数は約5万9000人。友達リストからすぐに削除するユーザーもいるため正確には把握できないが、日本版を開始する以前の日本人のユーザー数と新規を合わせると、少なくとも35万人以上の登録ユーザー数が存在すると見られる。今後、ソフトバンクの携帯電話事業との協業など、ユーザー獲得策がいくつか控えており、ユーザー数はさらに増えていきそうだ。
次の成長戦略は「音楽販売」
── マイスペースの売り物は、アーティストの楽曲を自分のページに張り付けられる音楽機能と聞いている。今夏から、楽曲のダウンロード販売を開始したが、状況はどうか。
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