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アジアや北米での「ディーゼル普及」をにらむトヨタ

  • 池原 照雄

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2006年12月5日(火)

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 前回の本コラム「いすゞも引き寄せたトヨタの吸引力と事情」の続編として、トヨタ自動車のディーゼルエンジン戦略について触れる。前回でも述べたように、いすゞ自動車との提携はディーゼル開発の「工数不足」を補うのが主眼だ。背景には本場欧州向けのバリエーション拡充だけでなく、アジアを中心とした新興市場や北米でも「ディーゼル車需要が着実に高まる」(トヨタ幹部)との読みがある。

 SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)を含む乗用車とピックアップトラックに搭載されるディーゼルの品揃えは、現状でもトヨタの方がいすゞより豊富だ。トヨタは欧州向け「ヤリス」(日本名ヴィッツ)などに搭載している排気量1.4リッターを最小に、2.0、2.2、2.5、3.0、4.2リッター…と、小刻みに6タイプを持つ。

 一方のいすゞはかつてホンダにも供給していた1.7リッターを最小に、2.5、3.0(直列4気筒とV型6気筒)、6.6リッターの5種類だ。それでもトヨタは、3リッター以下の「小型系ディーゼル」については「ラインアップ上の課題がある」(渡辺捷昭社長)と、拡充する構えだ。

新興市場向けのディーゼル車拡充が可能に

 欧州市場向けだけでなく、新興市場でも「燃費経済性が重視され、ディーゼル車比率が高まる」(幹部)と、判断しているからだ。このため、2005年夏に立ち上げた新興市場向けの車両「IMV」シリーズなどへのディーゼル車の拡充が課題となってくる。

 トヨタにとって最大の市場である北米もそうだ。米国では2007年モデル(実施は2年猶予の方向)から世界で最も厳しいディーゼル排ガス規制が始まるものの、SUVやピックアップ向けにはディーゼルの搭載が必要との声が、現地法人から届いているという。

 トヨタは、ハイブリッド車の拡充も急いでおり、主力のガソリンエンジンを含むパワートレーンの開発要員は不足に陥っている。ディーゼルのみに特化したいすゞの開発陣は、トヨタにとって大いなる援軍となる。

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