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2007年の世界自動車業界を予測する
(第3回 欧州市場の動向)

  • 武谷 匡城

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2006年12月12日(火)

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 先行き不透明感が漂うものの、底堅いユーロ圏景気を反映して、イタリア、オランダ、ベルギーなど昨年自動車販売が停滞していた欧州の主要諸国で自動車市場が活況を取り戻しつつある。その他、ロシアやドイツといった大規模自動車市場も牽引役となり、今年の欧州自動車販売台数は昨年より2.4%増加して2080万台を超える。来年以降も年率平均2~3%で成長する見込みだ。

 欧州でも国によって新車販売台数にはバラツキが目立つ。ドイツやイタリアでは比較的好調に推移するものの、英国、トルコ、ポーランドなどでは失速している。特に、中欧最大の自動車市場であるポーランドの新車販売は2000年初頭から約30万台も減少した。

 ポーランドの景気は持続的に拡大しているため、その波に乗って新車も売れるはずだった。しかし、結果は昨年の新車販売が24%減少したのに続き、今年も6%程度減少する見込みだ。問題の根源は西欧から大量の中古車が流入していることにある。特にドイツからの中古車輸入が際立っている。

 ドイツからポーランドに中古車がなだれ込む現象にはいくつかの要因が考えられる。まず、中古車にかかる付加価値税が撤廃されたこと。次に、輸入手続きが緩和されたこと。そして、ドイツ国内で中古車管理が厳しくなったことだ。ドイツでは、中古車販売業者が中古車販売後2年間の車両保証を行わなければならないとしている。そのため中古車販売業者は年式の古い車両を早めに隣国のポーランドに売ってしまう傾向が見られる。このように、西欧から安い中古車が大量に流入し、中東欧の新車市場に大きな影響を及ぼしている。

ここでも強いトヨタとヒュンダイ

 トヨタ自動車は欧州のマーケットシェア6位以内を目標としている。昨年の欧州販売実績は約98万台で、全欧州で8位だった。長期目標として掲げてきた120万台も来年には達成し、2010年には6位以内に食い込む勢いがある。継続的な新規モデルの投入とレクサスブランドの人気がトヨタ全体の販売台数を押し上げる。昨年のレクサスブランドは、わずか3万台程度の販売台数にとどまったが、来年は「RX」と「IS」が販売に弾みをつけ、10万台を超えそうだ。

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